ねずみ講の疑いでサービスの停止勧告を受けていたBitConnectの被害者が1月24日、フロリダ州で集団訴訟を起こしたようです。
Investors File Class Action Against BitConnect Following Abrupt Closure – CoinDesk
記事によると、BitConnectに投資した全ての人達を代表する6人が、BitConnectに預けた仮想通貨と法定通貨、合わせて$771,000の返還を請求するとのこと。
$771,000USDというと、約8500万円ですが、意外と少なくて驚きました。
少なくても数億から数十億円は行くのではないかと思っていたのですが・・・
記事にはBitConnectがBCCの貸付からいくらリターンを約束していたかが書かれています↓
BitConnect then allegedly promised investors that its proprietary trading platform would use the funds to generate a monthly return of 40 percent or a daily compound rate at 1 percent, which could amount to 3,000 percent annually.
40%/月または、複利で毎日1%-年間にして3000%!
もう滅茶苦茶な数字です。
1千万円預けたら一年後に3億円ですよ!羨ましい!!
・・・じゃなかった(笑)
普通に考えて、こんなリターンを継続できるはずがありません。
そして、記事によると、BitConnectは新規の会員から受け取ったお金を既存会員への支払いに充てていたということです。
まあ、典型的なねずみ講ですね。
でも、訴訟とかどうなんですかね。
犯罪行為をしたBitConnectを擁護するつもりは全くありませんが、約束されているリターンの数字は誰が見てもおかしな数字です。
おかしいと思わずに始めた人がいたら相当な世間知らずですね。
ほとんどの人はねずみ講だと知っているか、或いはねずみ講ではないかと疑っていて、それでも「たくさんお金が儲かるかも」と思って始めたのだと思います。
そしていざシステムが破綻して損失を受けると、「お金を返せ」って、都合良過ぎじゃないですか?
私は、BitConnectも被害者もどっちもどっちだと思います。
ねずみ講だと分かっていて参加したのなら尚更。
今までは人から誘われてセミナーに参加してからと言った感じで、詐欺に引っかかるまでに間に一つ手間があったわけですが、これからはオンラインで簡単に登録して簡単に引っかかる人が増えてくるのでしょうね。
仮想通貨という、「なんだか分からない」ものに関してとなると、ますます判断が難しくなり、訳も分からず「そんなもんかも」と契約してしまう人もいるかもしれません。
でも、どんな新しい技術が出てこようと、投資話で、「ノーリスクハイリターン」も、「ローリスクハイリターン」もまず無いということは覚えておきましょう。
あり得ないような数字の「スーパーハイリターン」なら尚更です。
断言しますが、「スーパーハイリターン」は「スーパーハイリスク」に決まってます。
もし、何かうますぎる投資話があって、ねずみ講かどうか判断しかねる時は出資を決める前に以下の記事を読んでみてください。
BitConnectが政府の勧告により取引停止に。詐欺を見分ける方法は?