留学に行く時に「アメリカ英語以外は訛りが心配」と言っている人に伝えたいこと

いやー、9月入学が世界標準なんて言われているのはおかしいと思ってたんですよ。

コロナの影響で入学時期を4月から9月にずらそうという話のことです。

日本ではアメリカがやっていれば標準?

そもそもオーストラリアでは2月入学だったので具体的な国名も挙げず「他の国はみんな9月!」的な言い方は本当に正しいのかと疑問に思っていました。

でも、「オーストラリアは南半球で日本とは季節が逆だから北半球の国では9月が普通なのかも」と思い、それ以上は調べていませんでしたが、それについて書いてくれた記事を偶然見つけました。

9月入学は「世界標準」の大ウソ。独も豪も「9月以外」の現実 – まぐまぐニュース!

この記事によると、国によってバラバラなことが分かります。

1月 シンガポール、マレーシア、フィジー
2月 オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル
3月 韓国、アルゼンチン、ペルー、チリ
4月 日本、インド、パキスタン、パナマ
5月 タイ
6月 フィリピン、ミャンマー
7月 インドネシア
8月 ドイツ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、台湾
9月 アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ロシア、カナダ、中国、ベトナム
10月 エジプト、ナイジェリア、セネガル、カンボジア

これを見ると、この記事の筆者が言う通り、何をもってして「9月入学がグローバルスタンダード」などと言っているのかさっぱり分かりませんね。

恐らくアメリカが9月だからというのが一番の理由なのでしょうけど。

「いや、9月にはイギリスやフランスも入ってるじゃないか!」と言う人もいるかもしれませんが、もし9月にアメリカが入ってなかったら「9月がグローバルスタンダード」と言っている人達が同じように言っていたかは甚だ疑問です。

アメリカ英語が訛りの無い英語?

同記事では日本ではアメリカ英語が標準と考えられていることに対しても批判をしています。

英語はイギリスの言葉なのに、子どもたちにアメリカのジャンク英語などを教えているのは世界でも日本とフィリピンくらいなのです。他の大半の国々はイギリスの由緒正しき英語を教えているのですから、本当に「グローバルスタンダード」などと言いたいのなら、学校の入学時期うんぬんの前に、まずは日本の英語教育を、世界的にマイナーなアメリカ英語から世界的にメジャーなイギリス英語に変えるのが先だと思います。

まあ、「イギリス英語が由緒正しい」のか、イギリス英語が世界的にメジャーなのかは知りませんが、少なくとも私はアメリカ英語が標準とは思いません

日本人にはアメリカコンプレックスがあり、ファッションや音楽などを始めとして「アメリカがやっていることはすごい、かっこいい、世界の中心」的な雰囲気があります。

英語にしても学校で学ぶのはアメリカ英語ですし、映画もハリウッドのものを始めとしてアメリカ映画に触れる機会が多いため、「アメリカ英語が標準」的な考えになるのは仕方のないことかもしれません。

私はアメリカ英語を教えるのは別にいいと思います。

でも、アメリカ中心的な考えが行き過ぎていて、英語もアメリカ英語が標準と考えるのはかなり偏った考えだと思います。

訛りの有無よりもっと大切な事

私がオーストラリアやニュージーランドに居た頃に「オーストラリア(ニュージーランド)英語は訛りがきついから聞き取りづらい」と言っている人が時々いました。

でも、申し訳ないけど、そういう人達はアメリカ英語でも聞き取れないと思います。

「それならあなたはアメリカ英語ならちゃんと分かるの?」と言いたくなってしまいます。

つまり、訛りのせいではなく、単に英語力が足りないのを訛りのせいにしているだけなのです。

また、留学先を選ぶ時などに「その国の訛りが付いたら格好悪い」的なことを言う人もたまにいます。

全く笑ってしまうような意見です。

訛りが付くくらいに話せるようになったらそれはすごいことです。

その国の訛りの英語で話せるようになったら、それはかなり高いレベルに達していると言えます。

まあ心配しなくても大丈夫です。

大半の人は「日本語英語」で終わりますから

かく言う私もオーストラリアに17年以上も住んでいたにも拘わらず日本語英語です。

でもちゃんとコミュニケーションは取れます。

だから訛りのことなんて気にする必要は無いのです。

話は少し逸れますが、日本人にとってはアメリカ英語よりもオーストラリア英語のほうが発音しやすいんです。

典型的なのが”R”の音を発音するときアメリカ英語はやたらと下を巻かないとなりませんが、オーストラリア英語ではそうしません。

良く聞く例がWaterです。

日本人が普通に言う「ウオーター」とオーストラリア英語はとても近いのです。

話を元に戻しますが、オーストラリア英語が訛りがきついと言っている人にとって、「標準英語」というのは大体の場合アメリカ英語です。

では何をもって標準なのか?

日本の基準ではアメリカが標準なのかもしれません。

でも、「英語」という言葉の通り元はイギリスなわけですから、そう考えるとアメリカ英語も「アメリカ訛り」という、数ある英語の訛りの一つでしかないのです。

どこの国だろうと訛りがない国などありません。

重要なのは、どこの国を最初に選ぼうとそこの英語がちゃんと聞き取れてコミュニケーションが取れるかどうかです。

そのレベルになれば別の訛りのある英語の話者とでも大概は十分コミュニケーションが取れるでしょう。

つまり、英語の初級者のうちは訛りがあろうと無かろうと気にできるようなレベルではないし、上級者になったら訛りがあっても大丈夫だということです。

これからどこの国に行こうか迷っている人は是非、「この国は訛りがあるから~」などという理由ではなく、本当に自分が魅力に感じる国はどこなのかで選んで欲しいと思います。

あ、もちろんアメリカ英語に魅力を感じているからアメリカを選ぶというのならそれはそれでいいですが(笑)

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