少し前にこんな記事↓を読んで、近いうちに書こうかなと思っていた話です。
きっと何者にもなれない焦りを抱えながら、がむしゃらに前に進む
簡単に説明すると、この筆者の方は周りを見るとすごい人がたくさんいて、そういう人達を見ていると自分がダメに思えて、「『自分は何者にもなれないんじゃないか』という焦り」を感じるということです。
周りで活躍している人を見れば見るほど焦る。
そして、この筆者の方が出した結論は、「結局がむしゃらに前に進むしかない」ということでした。
最後は精神論みたいになってしまうんですが、 焦りを感じてしまった時はがむしゃらに前に進むしかないんじゃないかなぁと思っています。
~(中略)~
自分の抱えている焦りは理想の自分とのギャップから産まれているものなので、それを振り払うためには 焦りを抱えながらも頑張っていくしかないんだなぁと思わされました。
私も焦りを感じていた
こういう焦り、とても良く分かります。
私もツイッターやブログなどですごい人の話を見たり聞いたりすると、「自分はまだまだ」だと感じ、「彼らのようにすごいことをやらなければ」「もっと努力をしなければ」と焦りを感じていました。
そして、あまりにも一日中色々考え過ぎて、ベッドに入ってからも脳が動き続けたせいで中々眠れない期間が続きました。
私は活量計のFitbitを付けて寝ているので、Fitbitが計測した睡眠時間を毎日チェックしているのですが、この頃の睡眠時間は3時間とかザラで本当にヤバかったです。
今はどうなのか?というと、今はベッドに入った途端に眠りに落ちるほどになり、毎日7時間以上は睡眠できるまでに回復しました。
焦りの原因
この「焦り」はどうして起きるのでしょうか?
これは、周りを見て「自分も何かすごいことをしなければならない」と思い、「何者かにならなければならない」と思うからでしょう。
では何でそう思うかということを突き詰めていくと、結局、「価値のある人間になりたい」ということになります。
これは多くの人が思っていることでしょう。
なぜみんなそう思うのか?
それは私たちが子供の頃から、「価値のある人間になれ」と言われて育てられるからです。
「たくさん勉強して良い学校に入れる人間になれ」
「大企業・有名企業で働ける人間になれ」
「たくさん給料を稼げる人間になれ」
「人の役に立つ人間になれ」
そして、「そういう人間は偉い」と教えられて育ってきました。
逆に、「何もしていない人間は価値がない」とも教えられます。
例えばニート。
ニートの人は、「あいつは働きもしないで親のすねをかじって生活しているごく潰しだ」「さっさと職を探して、他の人のように汗をかいて働いてまともな人間になれ」とか言われます。
だから、周りと比べて自分が大したことが無いということを認識すると、「大したことができていない今の自分は価値がない人間だ」と思うわけです。
つまり、「何者にもなれないであろう自分には価値がない」→「何かやって価値のある人間にならなければ」という焦りに繋がるわけです。
がむしゃらにやっても解決しない
残念ながら、「がむしゃらに前に進む」ということをしても、この問題を解決するのは中々難しいでしょう。
なぜなら上には上がいて、「すごい人」はいくらでもいるからです。
もちろん、向上心があるのはいいと思います。
でも、人との比較からくる「焦り」というエネルギーを推進力に使い続けていると、いつか自分が潰れてしまうでしょう。
それは今言った通り、上には上がいてキリがないからです。
受験うつの例
ところで、私が参加している「Bloghiveプロジェクト」で最近、「受験うつ」に関する記事が投稿されました。
「受験うつ」…どう接するのが正解なの??? – BLOGHIVE PROJECT
受験うつは、プライドが高い人がなりやすいという情報も見つけました。
どうやら、
「今まで優秀だと思っていた自分を否定されたくない」
という感情を持っているみたいですね。
実は私の妻も高校生の頃、自分が優秀だと思っていたのに、成績が上のクラスに入った途端に「平均以下の人間」になってしまい、そのことを気にしているうちに「うつ病の一歩手前まで行った」ことがあるらしいです。
彼女の場合も、「今まで優秀だと思っていた自分を否定されたくない」と思ったということでしょう。
つまり、「価値のある人間にならなければならない」と思ったということになります。
解決法は?
長々と話してきましたが、「じゃあ、どうやったら解決するの?」ということをお話ししましょう。
これはずばり、「自分は何もしてなくても価値のある人間である」と思うようにするということです。
そう、
あなたは存在しているだけで価値のある人間
なのです!
「じゃあ、ニートとか価値あるの?」と思われるかもしれません。
あります!
だって、ニートでも食べたり飲んだり、何かのサービスを消費しますよね?
そうしたら、食べ物を生産したり、消費されるサービスを提供している人たちの役に立っているわけです。
つまり、ニートはそういったサービスの提供者にとって価値がある人間なのです。
だから、あなたは何かをしてもいいし、何もやらなくてもいいのです。
焦る必要は無いのです。
誰かと比べる必要もありません。
だって、あなたには既に価値があるのですから。
だから、焦りから本当はやりたくないと思っていることを無理にやる必要はありません。
あなたは、本心から「楽しそうだからやってみたい」、「楽しいからやっている」と感じることだけをやればいいのです。
ちなみに、上で紹介した、私の妻が高校生だった時の話ですが、彼女は「何この点?あり得な~い!」と友達と一緒に笑い飛ばしてみたそうです。
そうしたら意外にも気持ちが楽になったということです。
今までは「点が取れない自分は価値がない」「点が取れないと誰かに嫌われるんじゃないか・認めてもらえなくなるんじゃないか」ということを恐れていたそうです。
でも、そうやって笑い飛ばしてみたら、「誰にも嫌われることもなく、自分の価値は変わらなかった」のです。
どうですか?
「自分は存在するだけで価値がある」という思考方法、難しそうですか?
でも、意外にも私はこの考えがすっと馴染んで、それ以降は人と比べることが圧倒的に少なくなりました。
そして、とても平和な睡眠をとることが出来るようになりました。
もしあなたが今、「何も出来ない自分」に焦りを感じていたり、誰かと比較しそうになった時は「自分は存在しているだけで価値があるんだ」と考えてみてはいかがでしょうか?
ところで、記事の冒頭で少し触れたFitibit、睡眠の記録が取れるので私は本当に重宝しています。
「昨晩はあまり寝れなかったな~」などと思っていても、実際には結構な睡眠時間が取れていたりしてホッとしたりします。
すごいのは、心拍数を計測することで、下の図のように浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠を認識して記録してくれることです。
Fitbitは活量計なので、もちろん運動記録にも使っています。
私が付けているFitbit Charge2は睡眠記録の他にも歩数、距離、消費カロリー、心拍数など、基本機能は抑られています。
その他、スマホの着信、テキストメッセージを通知してくれる機能があり、スマホをポケットに入れたりしていて気付かないことが多い私にはうってつけです。
細身でスタイリッシュなので女性が付けても違和感がありませんし、付けていて邪魔に感じないのもグッドです。
Fitbit Charge2はバンドも簡単に変更できます。
ちなみに、私の妻は水泳をするので、泳いだ記録も取ってくれるFitbit Varsaを使っています。
Fitbit Varsaに関しては妻が詳しいレビュー記事を書いていますので良かったら参考にどうぞ。