週末に家族で民泊の宿に泊まってきたら、民泊に関係する話が入ってきました。
日本にいる私の両親が住んでいる団地の自治会が、「団地内では民泊を一切禁止する」と決めたそうです。
理由は、最近起こった民泊の事件です↓
大阪・女性監禁:ヤミ民泊 名簿不要 不明女性は英語堪能 – 毎日新聞
兵庫県三田市の女性会社員(27)が行方不明になり、大阪市東成区の民泊の部屋に監禁されたとされる事件の捜査で、大阪市内の別の宿泊施設にあったスーツケースから人の頭部が発見された。女性の安否は確認されておらず、むごたらしい遺体の発見状況に、住民や知人らは不安を募らせた。
~(中略)~
東成区の監禁現場とみられる部屋は、オーナーの親族が空き室を1室だけ改修し、旅行客を泊める民泊として使われていた。大阪市によると、このマンションは国家戦略特区を活用した民泊制度の認定や旅館業法の許可を受けていなかった。西成区の施設も1月末段階で特区の認定を受けていなかった。合法な民泊では、宿泊者名簿の作成やパスポートの確認が義務付けられているが「ヤミ民泊」なら不要のため、トラブルが懸念されていた。
民泊が無かったらこの事件は起きなかったのか?
違法な状態であるヤミ民泊はやはり良くないと思います。
しかし、私の両親が住んでいる県は今年から届け出をすれば民泊が認められるようになる予定です。
それでも「民泊は危険だから禁止」と言うつもりなのでしょう。
そもそも、宿泊者名簿を作成していたり、パスポートの確認があったらこの事件が防げていのたか?と言うと、恐らく違うでしょう。
一つ言えるのは、「民泊があったからこの犯人は被害者を殺したわけではない」ということです。
結局同じ場所で犯行に及んだかもしれませんし、別の場所に変えたかもしれません。
つまり、「民泊=危険」という単純な話ではないということです。
もし、この事件がホテルで起きていたら「ホテルは危険」ということになっていたのでしょうか?
他の例を挙げると、「オレオレ詐欺があるから、電話は危険」「電話を規制しろ」となるでしょうか?
なりませんよね?
じゃあなぜ、民泊が危険という認識になってしまったのかと言うと、「新しくて良く分からないモノ」だからです。
こういう新しいモノが出てきて、何か事件が起こり、その事件の場所や容疑者がそのモノに少しでも関係していると、なぜかそれがやり玉にあがり、「危険だ」「規制しろ」ということになるのです。
今までも同じようなことを何度も繰り返してきました。
昔の例だと、宮崎勤の事件があったときは「オタク=危険」というイメージができました。
つい最近なら、「取引所がハッキングされたから、仮想通貨は危険」というイメージ。
もう、こういう短絡的な「レッテル貼り」は卒業したらどうですか?と私は言いたいのです。
結局、オタクが危険だったわけでもありませんし、仮想通貨自体が危険だったわけでもありません。
もちろん、民泊が危険なわけでもありません。
単に「そこで事件を起こす人がいた」というだけのことなのです。
世の中の殺人事件を見たら、世間でオタクと言われる人たちが引き起こしているものよりも、そうではない人達が起こしているもののほうが圧倒的に多いわけです。
民泊にしたって、民泊で起きた事件よりもホテルで起きた事件のほうが圧倒的に多いでしょう。
こう考えると、いかにこのような考えがナンセンスであるかわかるはずです。
好きな情報だけを流すマスコミとそれを鵜呑みにする人たち
こういう考えになってしまう最大の理由の1つはマスコミの報道の仕方にあります。
私はオーストラリアに住んでいるので、日本のテレビは見ていませんが、この民泊の事件の報道がどのようなものだったか目に見えます。
レポーターが現場で深刻な顔をして、「ここは民泊として使われていて、外国人が頻繁に出入りしていたようです」と言い、スタジオでは、「民泊の数はここ数年で急激に伸び、ヤミ民泊の数もそれに合わせるように急上昇しています」「ルールを知らない外国人が頻繁に出入りしていて、近所とのトラブルも増えています」と言う感じでしょうか?違いますか?
こうやって、視聴率を稼ぐために、ある新しいモノのネガティブな面だけにスポットを当て、センセーショナルに報道することで視聴者の注目を集める。
こういったテレビの情報番組には本当にウンザリします。
そして、無知で言われたことをそのまま信じる多くの視聴者は簡単に、「○○は危険」「○○は規制しろ」と言うようになるわけです。
マスコミもマスコミですが、信じるほうも信じるほうです。
こういった人たちは国やマスコミが言う事を簡単に信じる、操りやすい最高の国民です。
操り人形から卒業しよう
ここで言いたいのは、「みんな、もっと自分で調べて自分で判断しようよ」ということです。
こういう、マスコミの言うことを鵜呑みにする傾向は年配者に多いような気がします。
私の両親の団地の自治会も年寄りばかりです。
まあ、ネットの使い方も良く分からない人が多いと思うので仕方がない面はあると思いますが。
ご存知の通り、国やマスコミは情報を切り抜いて、彼らの流したい情報だけを流しているだけです。
昔は新聞やテレビなどのマスコミ以外に情報を得る手段はありませんでしたが、今ではネットを通じてマスコミ以外からの情報が手に入るようになりました。
また、英語が読めれば、日本の国やマスコミの操作が入ってない、膨大な量の情報にアクセスできます。
例えば、今回の件で言えば、海外での民泊がどのような状況になっているのか、海外でも同じような問題が起きているのか、単純に禁止する以外にどのような解決策を取っているのかを調べることが出来ます。
民泊にも良い面がたくさんあるので、マスコミから流されるイメージだけで禁止してしまうというのは本当に勿体無いことですし、短絡的と言う他ありません。
このように、自分で調べようと思えばいくらでも調べられる、昔ではあり得ない素晴らしい環境が今では整っています。
これを読んでいる人は是非、国やマスコミが流している情報を鵜呑みにするのではなく、自分自身で調べて考える人間になって欲しいと思います。
このことは日本の労働環境についても言えます。
海外で働いている人達の働き方を調べれば、どれだけ日本人が企業に搾取されているか、どれだけ日本の労働環境がおかしいか分かります。
どのような事柄でも、自分の周りが言ったこと、やっていることを、「それが当たり前」と簡単に信じず、本当にそれが当たり前のことなのか調べてみることです。
今後は、自分で調べて自分で判断をしてより良い自由な人生を選べる人と、思考停止して主体性が無く、国やマスコミや会社の言いなりになり、操り人形として生きていく人とで二極化していくようになるでしょう。
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