「どう対処する?」なんて題名にしましたが、私も特にこれといった良い対策があるわけではありません(笑)
↓のような記事を見て気になったので記事を書くことにしたのです。
スマホ中毒の十代は、スポーツやリアルな遊びをする子供たちほど幸せではない(研究結果) | TechCrunch Japan
これを聞いて驚く親はいないだろうが、スマートフォンの使いすぎは十代を不幸にする。
そう言っているのはサンディエゴ州立大学の最新研究で、米国の中2、高1、高3生100万人以上のデータを分析し、スマートフォンでソーシャルメディアやゲーム、テキストメッセージ、ビデオチャットなどに時間を費やしている十代は、スポーツをしたりやアウトドアで本物の人間と交流する人たちよりも幸せではないことを示した。
~(中略)~
この研究結果を裏付けているのが、4時間から5時間以上スマートフォンを使っている子供は自殺のリスク要因が71%も増加すると示唆したTwengeの過去の研究だ。見ているものが猫のビデオでもなんでも関係ない。コンテンツではなく端末を見て過ごす時間が最も重要な要素だという。
「2012年と2016年に生きる十代の違いで何よりも大きいのは、デジタルメディアに費やす時間の長さと、その結果減少した対人活動と睡眠の時間だ」とTwengeは言う。「デジタルメディア利用と幸福の関係を解決する鍵は、利用を制限することだ」。
十代はデジタルメディアに1日2時間以上費やすのをやめて、リアル世界で友達と行動する時間を増やすことで幸福度を高めるべきだと同氏は言う —— おそらくこれは大人にもすべて当てはまることだ。
子供は同じビデオを何度も見る
うちの4歳の娘は、タブレットを与えておいたらアンパンマンやメルちゃんなどの人形を使ったユーチューブのチャンネルを延々と見続けるようになり、タブレット中毒になっていた時期がありました。
(それにしても、子供がこういったものの操作を覚える速度には驚かされます。あっという間にスワイプやタップの仕方を覚えてしまいました。)
あの、大人が人形を動かして「お人形さんごっこ」をやっているビデオ、私などは、「大の大人が何やってるんだ」とバカにしていましたが、子供はものすごく食い付きます。
しかも、この年齢の子供は同じビデオを飽きもせず何度も何度も見るので、こういったビデオの視聴回数はものすごいことになっています。
大人だったら良いビデオでもせいぜい数回見て終わりですが、子供は本当に飽きずに同じものを繰り返し見るのです。
きっと、ユーチューブでお人形さんごっこをしている人達はかなり稼いでいるでしょう。
子供の習性をよく知っているというか、なんというか・・・「よくそんなこと思い付くなー」と感心してしまいます。
うちの子供の話に戻しますが、さすがに見過ぎだと思ったので、ある時タブレットを隠して、「タブレットは壊れたからもう使えないよ」と言ってそれっきり触らせなくしました。
最初は泣いて文句を言っていましたが、すぐに「タブレット、タブレット」と言わなくなりました。
もちろん、私も妻もタブレットは封印です。
オーストラリアでも、外を歩いているとベビーカーに乗った、乳児と呼ぶよりもちょっと大きくなったくらいの年齢の子供がiPadを使っていたりして本当に驚きます。
親としてもそれで静かになってくれれば楽なので、ついつい使わせてしまうんですよね。
でも、上の記事の研究結果を見ると、「十代どころか1歳とか2歳とかくらいから使わせていたら将来どうなってしまうんだろう」とちょっと心配になります。
アップルのスティーブジョブズは自身の子供には一切iPadなどを触らせなかったと聞きます。
彼はきっとこういうことを既に分かっていたのでしょうね。
将来のために
上の記事では、「おそらくこれは大人にもすべて当てはまることだ。」と言っていますが、まさにそう思います。
私も暇さえあればスマホをいじっている気がします。
なので手始めに、我が家では最近、家族で食卓を囲んでいる時はスマホはもちろん、ご飯に関係のないものはテーブルに置かず、みんなで食事と会話に集中するというルールにしました。
おもちゃがテーブルに置いてあると子供はそれに注意が向いてしまうので。
テレビも食事中は必ず消しています。
今は子供が小さいのでほぼ一日中一緒に過ごしていますが、将来、子供が大きくなると学校に行ったり友達と遊んだりして、家族みんなで過ごす時間は今よりも確実に少なくなるでしょう。
そうなったときに家族で食卓を囲んで食事をする時間というのは、家族が集まる貴重な時間になると思います。
その時間を大切にできるように、今から少しずつルールを決めていくことにしました。
みんなで食事を楽しむ時間はとてもいいですよ。