オーストラリアにある、この不思議なブランコの使い方

今日は家族と友達と公園に遊びに行きました。

結構大きい公園だったのですが、そこにあったのが↓のようなブランコ。

このブランコ、みなさんは、どうやって使うか分かりますか?

実はこれ、Liberty Swingと呼ばれる、車いすの人用のブランコなんです。

ユーチューブにも紹介のビデオがありました。

このブランコ、どの公園にもあるというわけではなく、むしろ無い公園のほうが圧倒的に多いです。

どの程度の数が全国で設置されているのか調べたわけではありませんが、一部の大きな公園にだけ設置されているといった感じだと思います。

プールにある補助設備

また、オーストラリアのプールには↓のような設備が設置されていて、下半身が不自由な人などでもプールに入りやすいようになっています。

この設備はオーストラリアのプールにはかなりの割合で設置されている感じがします。

私が良く行くプールにもあります。

わざわざこんな器具を使うのは、オーストラリアにはかなり巨体で重い人がいるからというのも理由だと思います。

平均的な日本人くらいの体型ならば、機械を使わなくても2~3人くらいでアシストすれば何とかなりそうですしね。

100キロ越えの人もザラにいるオーストラリアでは機械を使わないとちょっと難しいと思います。

ちなみに、体が不自由な人がプールに入る時は浮き輪などの補助を借りて、プールの中で運動します。

あと、水に入れる車いすまで用意されていて、こんな感じで車いすごとプールに入れるようになっています↓

これはきっと、水深が浅い所で使うのでしょう。そうしないと溺れてしまいますからね(笑)

なんにしても私が素晴らしいと思うのは、体が不自由な人でも、そうでない人と同じように生活を楽しめるように、こういった設備が良く整えられているということです。

あんなブランコを設置するにはかなりのコストがかかると思いますし、それは当然税金で賄われるわけです。

あくまでも私の偏見ですが、日本で同じようなものを設置しようとしたら、「そんな少数の人だけのために、しかも使う頻度が低そうな物のために税金を使うな」と言う人がたくさん出てきそうな気がします。

私の予想は間違っていますか?間違っていたら逆に嬉しいのですが。

今日私がこのブランコを見て思ったことは、「こういうものを作ることを許容できる心の余裕って素晴らしいな」ということです。

あなたは、このブランコを見て、「税金の無駄」だと思いますか?それとも、「いい税金の使い途」だと思いますか?

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かわずん
アンチ・ブラック企業ブロガー