私が会社を辞めてからあと2か月ほどで1年になります。
会社を辞めた時の話は「会社辞めました!私が超ホワイト企業を辞めた理由」で書いた通りです。
退職後は、計画通り子供と過ごすことを中心に生活してきました。
退職を決意したときは、もしかしたら、「やっぱり退職しないほうが良かったかも」と思うことがあるかもしれないと少し心配していましたが、今のところ一度もそういった後悔を感じたことはありません。
昔の私はホワイト企業で働くこと自体には抵抗がありませんでしたし、むしろそれは目標でした。
ホワイト企業を辞めて後悔を感じていないということは、「会社の下で働く」という段階から完全に抜け出して、次のステップに踏み出す用意が自分の中でできたことを意味しているのだと思います。
日本に帰るぞ!
記事のタイトルを見れば一目瞭然なわけですが、改めて書きましょう。
次のステップは
「日本に帰る」
です!
時期的には2019年の春あたりの予定です。
帰国すること自体は会社を辞める時に既に計画していました。
大きな理由は2つあります。
理由その1:家族
1つは「家族」です。
「会社辞めました!私が超ホワイト企業を辞めた理由」でも書きましたが、私にとって一番大切なものは家族です。
オーストラリアには私の妻と子供がいますが、当然ながらお互いの両親も家族です。
私の両親はかなり高齢になっています。
幸い、今はまだ健康ですが、いつ何があるか分かりません。
ちょっと話が逸れますが、日本人は特に、「死」についての話を避けたがる傾向にありますね。
オーストラリアでは高齢でなくても、金持ちでなくても、遺言状を用意している人は結構います。
そして子供が生まれたり、離婚したりと言った様々な状況の変化に合わせて遺言状をアップデートしていきます。
日本では遺言状を書くなどというと、「縁起でもない」と思う人が多いでしょうし、親に「書いて欲しい」と言おうものなら、「死んで欲しいのか?」などと思われかねません。
そして、いざ死んでしまうと、それ対する用意が全く出来ていないのでみんな慌てふためくわけです。
「もっと会いに行ったら良かった」「もっと〇〇してあげてたら良かった」と後悔をするのもこのタイプです。
誰にでも必ず来るのが死です。
必ず起こることなら変に忌諱せず、きちんと準備しておくべきでしょう。
さて、話が逸れてしまいましたが、私は家族同士はできるだけ近くにいたほうが幸せだと考えています。さらに、みんなが健康なうちに近くに居られたら言うことありません。(これはあくまでも私と私の家族の話であって、この意見を他の人に押し付けるつもりはありません)
私は毎年一度は日本に帰って両親に会っていますが、両親があと10年生きたと仮定すると、毎年2週間滞在したとしても生きているうちに会えるのはたった140日間です。
人それぞれ感じ方は違うでしょうが、私はこれはとても少ないと感じます。
だから、より会う時間を増やすことが出来る日本に帰国することに決めたのです。
ちなみに、私はあくまでも、「自分自身がそうしたいから」「そうすることが自分にとって一番幸せに感じる」と思うからそうするのです。
冷たい言い方に取られるかもしれませんが、「親が高齢だから面倒を見てあげたいから」とか「親のために」帰国しようと思っているわけではありません。
自分がやりたくないのに、「誰かのため」に何かをしてあげても良いことはありません。
自分の人生は自分のものですからね。自分の幸せのために生きましょう。
理由その2:仕事
日本に帰国してどうやって生活費を稼いでいくかですが、もちろん日本の会社で働く気は1ミリもありません(笑)
帰国後は投資家になります!
私はオーストラリアでサラリーマンをする傍ら、不動産投資をしてきましたが、日本でも不動産をメインに投資をしていくつもりです。
オーストラリアは不動産が滅茶苦茶高くなってしまい、これ以上買おうにも買えなくなってしまいました。
日本のアパートや家は、特に地方ではかなり安いですね。
そういう安いのを買ってやってみたいアイディアがいくつかあるので、日本で不動産投資をやってみたくなったわけです。
妻も乗り気で、色々アイディアを出してくれています。
オーストラリアと日本ではかなり不動産事情が違うので知識的にも一からの出発となりますが、幸い、日本にはサポートをしてくれる人が何人かいるので恐らく大丈夫でしょう。
自慢ではないですが、私は途中途中で苦労することはあるものの、運が良くて、いつも最後は万事うまく行くんです(笑)
サラリーマンではなく、投資で生計を立てていく理由はこんな感じです↓
- 通勤などの無駄な時間を取られたくない
- 会社でやりたくない仕事に時間を取られたくない
- 好きな人とだけ仕事をしたい
- 自分がやりたい事だけをやりたい
- 家族との時間を多く取り、大切にしたい
不動産投資では、何軒もの家を集めたビレッジとかも作ってみたいと思っています。これに関しては、ちょっとやってみたいアイディアがあるんです。
帰国後はこれらの投資についてもブログで書いていく予定です。
親が亡くなった後
さて、「家族がみんな近くに住む」という、最大の帰国目的の一つが無くなったらどうするかですが・・・
今後、日本で生活をすることで私自身の考えも変わっていくと思うので、どうするかまだ決めていません。
一つの選択肢としては、親が亡くなった後、築いた資産をオーストラリアに持って行き、少し田舎の忙しくない場所に家を買い、またそこで何かやりたい事をやっていくという感じでしょうか。
子供たちはオーストラリアの国籍も持っているので、私と妻がオーストラリアとの関係を保持する良いアンカーになります。
オーストラリアのユルさに慣れてしまった身としては、ルールやらマナーやら色々と面倒な日本よりもオーストラリアを選ぶ可能性は高いのではないかと思っています。
それに、私の子供たちがもし「会社で働きたい」という希望を持った時に、より人間らしい労働環境が提供されるオーストラリアの会社に就職して欲しいという気持ちもあります。
アンチ・ブラック企業ブロガーの子供がブラック企業に搾取されてしまってはシャレになりませんからね(笑)
子供たちは日本で育っても社畜精神が植え付けられないよう、きちんと「日本の常識」と「海外の常識」について教えていきます。
ベストと思う道を積極的に選ぶ
私がこのブログでよく言っていることですが、私は言い訳を探して行動をためらうようなことはしません。
もちろん、何でも行動すれば良いというわけではありませんから、行動する前にはじっくり考えます。
そうやって考えた中で、今回は日本への帰国が今のベストの選択だという結論に達したということです。
今はオーストラリアも人口が増えてきて、移民の数を絞ってきているので、永住ビザを取るのは相当難しくなってきています。
17年前、「行動」して本当に良かったと思います。
おかげで、日本以外にもオーストラリアという選択肢が増えました。
ただ、オーストラリアも、日本も、またその他の国もそれぞれ長所と短所があり、全てが理想の場所と言うのは存在しません。
だから、その時々で自分にとってベストな場所を選び、やりたい事をやっていくのです。
また新たな挑戦ができて、とてもワクワクしています。
ブラック企業に搾取されて不満を言いながらも、「リスクが~」と言い訳ばかりをして動かない人を私はどんどん引き離していきますよ。
帰国後のこのブログの方針
上でも書いた通り、帰国後は不動産投資を始める予定で、その関連の記事も始めたいと思っています。
ただ、私が日本に帰国しても、このブログで伝えていきたい基本的なことは変わりません。
それは、「常識の生き方に囚われないこと」「自分のやりたいことをやって生きていくこと」です。
私の生き方を見て何かを感じてくれる人がいれば嬉しいですね。
ところで、私に「日本で負けたくせに」とか「日本から逃げてオーストラリアに行ったのにオーストラリアからも逃げるのか」みたいなことを言う人がいます。(いるんですこういう人)
勝ちとか負けとか、逃げとか逃げないとか、そんなものは個人の価値観次第ですし、それを他人に押し付ける意味って全く無いんですよ。
こういう話をもっと読みたい方は以下の記事どうぞ。