やりたいことでもないのに。
やりたいことが他にあるのに。
楽しくないのに。
楽しいことが他にあるのに。
それなのに毎日電車に揺られて働くリーマンって思考停止してるんですか?
生活が、世間体がとか、辞めない理由探しするのは辞めましょう。
働かない=悪 ていう固定観念も捨てましょう。
— サトウミズキチ@17歳で月収30万 (@mizukiti_satou) 2018年10月27日
今日はこのツイートをきっかけに、人生の勝ち組とは何なのか?成功とは何なのか?という事を考えてみました。(ツイートをクリックすると一連のツイートが見れます)
みんなが好き勝手な仕事をしても社会は回る
まず、私は「みんながやりたいことを好きにやればいい」派です。
「みんなが好き勝手なことをやってたら社会は回らなくなる」という意見を時々見かけますが、正直、それは無いと思います。
好き勝手にやっていても、社会なんて適当に回っていってしまうものですよ。
みんなやりたい事が同じということはなく、お店の店員になりたい人もいれば、社長になりたい人もいるし、清掃人になりたい人だっていると思います。
むしろそのほうが効率は上がるでしょう。
だって皆自分の好きなことをやっているのだから。
そもそもみんな今だって、「俺は社会を回すためにこの仕事をするぞ」とやっているわけではないですよね?
だから勝手に好きなことをやればいいんです。
無理に嫌なことをやる必要なんてありません。
やりたいことが見つからないのはなぜか?
問題は、自分が本当にやりたいこと、好きなことが見つからないという人が多いことでしょう。
これは仕方のないことだと思います。
なぜなら、子供の頃から学校で以下のように教えられるからです。
「この5科目の成績を上げなさい」
「いい点を取ればいい大学に行けて、良い企業に入れます」
「そうすればたくさんお金を稼げて幸せになれます」
何を幸せと思うかや、やりたいことは個人個人で違うはずなのに、学校で勝手にその目標を良い大学、良い企業というように設定されてしまいます。
そうやって育って突然、「あなたが本当にやりたいことはなんですか?」と聞かれても困る人が多いでしょう。
だって、自分がやりたいことを見つける方法など教わってこなかったのですから。
だから高校生にどういう道を進みたいかを聞くと多くの生徒が「偏差値の高い大学に行きたい」となり、大学生に同じ質問をすると「一流企業、有名企業に入りたい」となるわけです。
一つの「世間一般の基準」にとらわれることの弊害
「勝ち組とは何か」と聞かれたら、多くの人が「たくさんのお金を稼いでいる人」とか「他人からの称賛を受けている人」と答えると思います。
これはやはり、上で述べたように「学校でそう教えているから」というのが大きな原因だと思います。
「いい会社に入れ」とか「人から褒められる人間になれ」とか。
でも、本当にお金をたくさん稼いで他人から称賛を浴びたら幸せなのでしょうか?
そういう人もいると思います。
例えば、FXでものすごい金額を稼ぐ人がいたとします。
その人がFXで稼ぐことを心から楽しいと思っていたらそれは幸せな勝ち組だと思います。
でももし楽しんでいなかったら?
一般的にはFXは四六時中マーケットに張り付いていないとなりませんから、時間的にはとてもプアだと思います。
寝ているときもマーケットは動きますから、心配で寝れないかもしれません。
そういうストレスがずっとかかっている状態は幸せなのでしょうか?
「お金はたくさん無くてもいいから自由な時間が欲しい」という人にとっては、いくら稼いで称賛を浴びていたとしても、その生活は幸せではないはずです。
職業によって勝ち組か負け組かは決まらない
「一つの勝者の基準」にとらわれているもう一つの例は「職業」です。
上の例のように、FXでたくさん稼いでいたら世間一般的には勝ち組と言われると思います。
逆に、零細企業でサラリーマンをやっていて、あまり稼いでいなかったら敗者と言われるかもしれません。
でも、先に述べたように、FXで稼いでいても不幸に感じている人はいるでしょうし、サラリーマンをやっていても心から楽しいと思っている人もいると思います。
極端な話、ブラック企業に勤めていてものすごく搾取されていたとしても、仕事が楽しくて仕方がないという人もいるかも知れません。
この場合、FXの人と、サラリーマン、どちらが勝ち組なのでしょうか?
世間一般的にはFXのほうでしょう。
でも本人たちの幸せ度的にはサラリーマンのほうなのではないでしょうか?
だから、ネットで稼いでいたりFXで稼いでいるからと言って勝ち組とはなりませんし、サラリーマンだから負けともならないわけです。
本当の勝ち組とは?
みんな「お金を稼いでいるのが勝ち組」「世間的に良いと思われている仕事をしているのが勝ち組」だと思い込んでいるだけで、本当はそれぞれ、「人生において大切だと思う基準」があるはずです。
最近は信用を元にして他人のお金で生きていくなんていう人も出てきましたが、私はお金は生きていく上である程度は必要だと思う人間なので、お金を否定はしません。
でも、お金が全てだとは思いません。
例えば私が個人的に成功だと思える人生は、「贅沢ではなくていいから、普通の生活をしていくのに十分なお金があり、家族と一緒に過ごす時間がたくさん取れる生活がある人生」です。
もしこういう考えの私が「お金が全て」「世間から立派だと言われる職業が全て」「他人からの称賛が全て」だと信じ、家族を顧みず努力し、働き、それを達成したら幸せになるでしょうか?
きっと、達成した時に「何か違う」という虚しさを感じると思います。
仕事のせいで家族との繋がりが無くなってしまっていたらなおさらです。
だから自分が本当にやりたいと思うこと、自分なりの幸せだと思う生き方を探すことが大切なのです。
そして、その生き方ができている人こそ「勝ち組」なのではないでしょうか。