【日本の労働環境狂ってる】喜ぶのは会社と経営者だけ。労働者の犠牲の上に成り立つ奴隷・社畜大国日本。

先日の新聞で、ある主婦の方の投稿で気になるものを見つけたので紹介したいと思います。

(声)電車で眠る人の事情も分かる:朝日新聞デジタル

 「優先席に感じる優しさの不在」(9日)を拝見し、10年前の自分の経験を思い出しました。第1子を妊娠中、郊外に住んでいた私は、胎児に異常が見つかり、電車で約1時間かかる専門病院に通っていました。眠っている方が多く、優先席に座れたことはありませんでした。

体調が悪くてしゃがんでいても誰にも気づかれず、胎児を不安に思いながらも我慢し続けました。眠っている方を起こす勇気が私にはありませんでした。

今、5歳上の夫は人員不足による激務で、朝早くから夜中まで土日もなく働きづめの毎日です。帰宅してからも、明け方まで仕事をすることがあります。いつ倒れるかと、毎日ハラハラしています。「せめて電車の中でしっかり寝てね」と声をかけます。

激務で疲れていても休まない国民

これを読んで「世の中おかしい」と感じたのは私だけでしょうか?

みんなが電車で眠っていて妊婦が席に座れなかったということについてではありません。

それは、「毎日の仕事の激務で疲れ切っているならば仕事を休んで家でゆっくり静養するのが先決」ということはみんな分かっているのではないか?ということです。

それを、「疲れているだろうけれど、せめて電車の中でしっかり寝て頑張ってね」などという発想が出てくること自体、この日本社会が狂っていることを如実に表しています。

「疲れたと感じたらこれを飲んで元気いっぱいまた頑張ろう!」などと言う、よくある栄養ドリンクの広告と同じ図式です。

もちろん、私だって日本で会社員をしていた時期もありますから、日本社会において「疲れたら会社を休んで静養する」という考えが出てこない理由は分かります。

  • 「仕事だから仕方がない」
  • 「人員が足りてないから俺が休んだら仕事が回らない」
  • 「社会人として責任を持つのは当然」
  • 「給料をもらっているのだから会社の言う通り働くのは当然」

果ては、「給料は我慢料なのだから嫌なことがあったり、休みたくても我慢して働くのが当然」などというのまであります。

改めて言いますが、激務で疲れたらその一番の解決法は通勤中に寝ることでも栄養ドリンクを飲むことでもなく、仕事を休んで静養することです。

こんなこと誰にだって分かることでしょう?

日本の社会のおかしなところは、こういう状況になっても労働者は表立って不平を言うことも無く、自分で栄養ドリンクを買ってなんとか耐えて頑張ろうとするところにあります。

上の記事からも分かる通り、夫の健康に配慮し、支える立場である妻でさえも会社や仕事のためならば「疲れきっていても働くのが当然」だと思っているところが救いようがありません。

何も言わなくても足りない睡眠を電車に揺られながら補い、栄養ドリンクを飲みながら自発的に倒れるほど働いてくれる社員ばかりの国、奴隷大国日本。

これほど会社や経営者にとってありがたい国はありません。

海外では疲れたら休むのが当たり前

私が現在働いているオーストラリアの会社では疲れて体調が悪いと感じた時にはメールや携帯のショートメッセージで一言、「今日は体調が悪いので休みます」と上司に伝えれば簡単に病休を取らせてくれます。

私の会社では連続で3日以上病休を取った場合は医者の診断書が求められますが、それ以下であれば何の証明も釈明も求められません。

私の友人の会社では金曜や月曜に病休をとるときは診断書が必要らしいので、私の会社はオーストラリアでもかなり緩いほうだと思いますが・・・

いずれにしても、私が今まで働いてきたオーストラリアの会社では、病休を申請したときに、「なぜ休むんだ?」「なんの病気だ?」などと上司が問い詰めてきたことは一度もありませんし、ましてや、「この忙しい時に休めると思うのか」とか、「みんな辛いのに頑張っているのにお前だけ休む気か」とか、「健康管理は自己責任だろ」などと脅迫めいたことなど絶対に言われません。

日本の外では「疲れたり、風邪をひいたら休む」ということが当然のようにできる社会なのです。

もし日本の社畜ように激務で倒れそうになるまで働いていたら逆に、「とにかくもう休みを取れ」と逆に上司から指示されるでしょう。

手遅れになる前にあなたが社畜思想に染まっていることに気付こう

ここでもう一つ、あきれる調査結果があるので紹介します。

残業100時間、「妥当」最多の43% 本社世論調査 :日本経済新聞

 日本経済新聞の世論調査で、政府が年内提出を目指す労働基準法改正案で残業時間の上限を繁忙月は「100時間未満」とする方針について「妥当」が43%で最も多かった。「もっと短い方がよい」は37%、「もっと長い方がよい」は11%だった。

男性は「妥当」が48%と「もっと短く」の33%を上回った。女性は「もっと短く」が42%で「妥当」の37%より多かった。

残業時間の上限を法律で規制することで実際の残業時間がどうなると思うか聞くと「変わらないと思う」が65%を占めた。「減ると思う」が24%、「増えると思う」が6%だった。

世代別では18~29歳の層で「変わらない」が75%を占めたほか、30代で68%、40代で69%が「変わらない」と答えた。

正直言って、「繁忙期ならば100時間の残業は妥当である」などと考える人間がここまで多いことに呆れ果てます。

日本人がどれだけ社畜精神、自己犠牲精神に毒されているかが分かる結果です。

「自己犠牲精神」というと日本では美談のように語られることが多いのが現実です。

例えば先の世界大戦の時などは、「お国のために」という精神でまさに自己犠牲を強いられた時代だったわけですが、日本人の思考はその頃から全く変わっていません。

戦時の自己犠牲を称賛するわけではありませんが、戦争で負ければ自分の国が滅びたり家族が敵に殺されたりする可能性があるので、己の命を投げ打って戦うというのは理解できます。

しかし、現代の日本において、会社が潰れたからといって戦争の時のように自分や家族がライバル会社に殺されたりするわけではありません。

現代において会社に忠誠を誓って倒れるほど働いたところでほとんど何の意味も無いのです。

そうやって社員が死ぬほど働いて喜ぶのは会社や経営者だけです。

そして一番重要なことは、ほとんどの社員にとって会社など命をかけて働く価値など無いということです。

会社で働くのは(全員とは言いませんが)ほとんどの人にとって生活を支えるためです。

生きていくため、生活をしてくためにお金を稼ぐ手段として働いているのに、その仕事に殺されてしまっては本末転倒もいいところです。

それを、「社会人なのだから責任が~」などと言っている人は自分が何のために働いているのかもう一度よく考えてみたほうが良いでしょう。

そのような「社会人なのだから~」的な社畜精神はどこで誰から植え付けられたのですか?

本当にあなたにとって大切なことは何ですか?

例え働きすぎて死んだとしてしまっても、会社や経営者は表面上は謝罪しますが、その死を心から悲しんでくれなどしません。
(もっとも、例え心から悲しんでくれたとしても鬱が治ったり、生き返ったりするわけでもないので、いずれにしても会社のために死ぬなどまっぴらごめんですが笑)

そうやって命を懸けて貢献してあなたが過労死したとしても、あなたの会社が第一に考えることは大概、「どうしたら刑事責任を逃れられるか」「どうしたら証拠隠滅ができるか」という自己保身のことばかりです。

このようなことは今まで過労死を出してきた企業の対応を見れば一目瞭然です。

こんなクソ会社やクソ経営者のために命をかけて働くことに価値などあるのでしょうか?

以下に典型的な例を紹介しましょう。

「殺してぇな」上司の罵声2時間 自殺遺族、ヤマト提訴:朝日新聞デジタル

11年に男性は通常業務のドライバーに戻り、被告の上司が所長に着任した。翌12年秋ごろ、突然、この上司から暴言や暴行を受けるようになったという。

14年5月10日は約2時間にわたって罵声を浴びせられた。上司は机を蹴飛ばして大きな音を立てたり、威圧的に怒鳴りつけたりした。「俺、マジいらねぇコイツ、殺してぇなホントに」「クソみてぇなヤツ」。殴る、蹴るの暴行も受けたとしている。同12日にも2時間以上、「本当に役に立たねぇ」「バカなんだよコイツ!それがむかつく」「明日から来るな」などと叱責(しっせき)された。主管の支店長も同席していたが、制止しなかったという。

~(中略)~

労働基準監督署は16年3月に労災認定した。訴状では、労災審査の意見書をもとに「パワハラ行為による強度の心理的負荷を受け、遅くとも14年9月下旬ごろまでに精神障害(うつ病)を発症した」としている。

録音のほかに妻らもノートに記録を残してきた。暴行を受け、内出血するなどした際の診断書も裁判所に提出した。記録によると男性は15年1月28日に行方不明になり、2月3日に遺体で発見された。失踪の前日、妻に涙目で「25年もヤマトで働いて頑張ってきたのに、俺のやってきたことは何だったんだろう」と繰り返し話したという。

訴えについて、ヤマト運輸は「コメントは控える」としている。

もちろん、日本にもこのようなクソ上司がいる会社ばかりではなく、良い会社はたくさんあるでしょう。

しかし、欧米諸国と比べて、日本にこのようなブラック企業、クソ上司が圧倒的に多いのも事実です。

この亡くなった男性が言っている通り、彼は何のために死んだのでしょうか?

この亡くなった男性のように、死ぬ直前になって今までの貴重な人生の時間を賭しての奉仕や忠誠に価値が無かったことに気付いてももう遅いのです。

会社に命を懸ける価値は無し

私は、「だから適当に働いたほうがいい」と言っているのではありません。

契約を交わした、給料が出る一日8時間の勤務時間は当然きちんと働く必要がありますが、それ以上はやる必要などないということを言いたいのです。

それ以上の労働が必要な場合は会社がそれなりの人員を雇うべきであり、今いる社員が犠牲になるような労働環境は間違っているのです。

「そんなに人を雇っていたら会社が成り立たない」って?

はっきり言って、社員の自己犠牲を前提としないと成り立たない会社など存在する価値はありませんし、社員の犠牲のもとに生き長らえている会社など遅かれ早かれ消え去っていく運命でしょう。

このような会社に忠誠を誓う必要などありませんし、ましてや命をかけるなど、命の安売り以外の何物でもないのです。

ところで、なぜ多くの日本人がこのように命をかける価値もない会社に忠誠を誓い、奉仕をするようになってしまったのでしょうか?

それはあなたが受けてきた日本の教育に大きく影響されているのです。

どういうことか知りたいという方は以下の記事を読んでみてください。

日本の学校教育は同調圧力を美化し、社畜を生産する洗脳教育日本で現在子供たちに行われている教育が一体、何を目指しているのか考えたことはありますか?今の教育で育った子供がどのような考えの大人になるか考えたことはありますか?教育はその国の方針が反映されています。日本が国民に求めているのはどの様な人間になることでしょうか?...

 

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