有給の取得理由を言う必要は本当にあるのか?

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日本で有給を取るのは至難の業

「有給休暇を取るのに上司に理由を聞かれるからそれらしい理由が必要

「有給休暇は病気でどうしても出社できない時に取らせていただくもの

最近はネットでこんな話が結構見かけます。

私が最初に働いた日本のブラック会社でも有給はまず取れませんでした。
取れる時といったら年末やお盆休みなど会社が決めた期間に社員全員で強制取得です。
退職した時にはかなりの有給が残っていましたが結局使わせてもらえませんでした。

私が日本で働いていたのは今からもう10年以上も前のことですから、本当に変わってませんね。

なぜ日本はこんなどうしようもない会社が多いのでしょうか。

雇用契約には有給が○○日あります。と書かれているのにいざ取ろうとすると何だかんだと言いがかりをつけられて取らせてもらえないなんて詐欺です。

オーストラリアでは有給はホリデーのためのもの

まず、今私が働いているオーストラリアの会社での話をしましょう。

有給を取るのにそれらしい理由など一切必要ありませんし、聞かれません

もちろん会話の中で「どこか旅行に行くの?」とか「日本に帰るの?」と言ったことは聞かれますが、それはコミュニケーション上の雑談程度の会話でしかありません。

日本の会社ではよく休暇中の連絡先を教えろと言われますが、こちらでは連絡先を聞かれることもありませんし、そもそも休暇中に連絡を受ける義務もありません

だって休暇ですから

こうやって書くと「社会人としての自覚が~」とか「社会人としての責任感が~」聞こえてきそうです。
社会人だろうとアルバイト人だろうとナニ人だろうと休んでいる時間は給料が発生しません
だから働く必要も連絡を受けなければならない義務もありません。

「給料とは労働者の時間との等価交換」です。
会社は一日8時間とか決まった時間を労働者から買い取ってそれに対して給料を払っているのです。
雇用契約に勤務時間が書いてあるでしょう?

決して労働者の一日全ての時間に対してお金を払っているわけではありませんし、責任感にお金を払っているわけでもありません。

話が逸れました。オーストラリアでの話に戻しましょう。

オーストラリアでは基本的には有給休暇は社員が取りたい時にいつでも取れるものです。
確かによほど忙しい時や重要なイベントがあるときは無理でしょう。でもそこら辺は自分でスケジュールが分かっているのでさすがにその時に休暇の申請をしたりはしません。

ちなみに今の私の会社では有給休暇は年20日取得できます。
そしてそれ以外に20日間の病欠休のようなものがあります。「ようなもの」という曖昧な言い方をしたのは、この休みの理由が自分自身の風邪や病気である必要がないからです。

例えば、「妻が風邪を引いたから子供の面倒を自分が見なければならない」とか、「自分が歯医者の予約がある」からとかです。
さらに付け足すなら、宗教的なイベントなどに参加する必要がある場合にもこの休暇から申請することができます。

例えば私は詳しいことは知らないのですがイスラム教の人は「ラマダーン」という断食をする期間があり私の同僚は毎年そのうちの2日程度休みを取っています。これは移民がたくさんいるオーストラリアならではのものですね。

オーストラリアでは有給は病気の時に取るものではありません

有給とは社員が 仕事から離れてホリデーで楽しんで心と身体を休めて、リフレッシュして帰ってきてまたいい仕事をしてくださいね というのが目的のものです。

こうしたオーストラリアの考えとは真逆なのが日本です。

有給は労働者の権利

なぜ有給を取るのに理由が必要なのでしょうか?
有給は法律で決められた社員の権利であり、有給は理由無しで取れなければなりません

そもそも病気の時にしか有給を使えないのならいつリフレッシュすればいいのでしょうか?
日本の多くの会社では残業が多くて家でゆっくり休む時間はとても少ないのではないでしょうか?
そしてそういう人は疲れきっていて週末に休みが取れたら一日寝て過ごすのではないでしょうか?

こういう面から見てもいかに日本の会社が社員をこき使っているか分かります。

人間はロボットではありません

働きすぎれば心を壊し、体を壊しそれでも働き続ければ最後には死んでしまいます

疲れている身体でいい仕事ができるはずはありません。

自分や家族が幸せでなければいい仕事ができるはずはありません。

健康でいて、いい仕事をするにはちゃんと心身リフレッシュする時間が必要です。

日本ではそういうことが意識的にも無意識的にも無視されています。
なぜ無視されているかはたくさんの理由があって今回は書ききれませんので、今後機会があったら書いていきます。

それではなぜ日本では休暇が取りにくくてオーストラリアでは取りやすいのでしょうか?

これについてもまた今後書いていきたいと思います。

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かわずん
かわずん
アンチ・ブラック企業ブロガー

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