イケハヤさんがブログで「電話営業は公害」だと言って議論になっています↓
理解できないおじさんが多いみたいだけど、もはや電話営業は「公害」なんですよ。 : まだ仮想通貨持ってないの?
上の記事内にも出ていますが、簡単にいくつかTwitterの会話の流れをここにも載せておきましょう。
いまどき電話営業なんて!という記事を見かけた。マジレスすると、BtoBビジネスでもBtoCビジネスでも、電話営業はビジネスをスケールさせるのにいまだにめちゃくちゃ効くんですよ。スモールビジネスならプルだけでも成り立つけど。そこを理解せず煽ってる人は、ビジネスの実態を知らなさ過ぎる。
— 山口義宏@インサイトフォース (@blogucci) April 27, 2018
テレマーケティング業や訪問販売業と言う業界が法令の中で一般社会に成り立ち浸透している以上、電話営業訪問販売=社会に迷惑をかけていると言うのはあまりにも不適切な発言かと。
— “仮想通貨”pit野郎 (@angopit) April 27, 2018
いやぁ、迷惑なもんは迷惑ですからねぇ……w 見ず知らずの企業に時間を奪われるのは、誰にとっても迷惑でしょう。
法律は関係ないんです。法律で認められていたら他人に迷惑掛けてもいい、なんてことはないわけですから。 https://t.co/YPwfNZszAS— ikehaya | Blockchain (@IHayato) April 27, 2018
合法だろうと迷惑なものは迷惑
ほんと、イケハヤさんが言う通り、「迷惑なものは迷惑」なんですよね。
営業電話を受け取って嬉しい人って世の中にほとんどいないと思います。
企業側も喜ばれるからかけているわけではないでしょうけど(笑)
私も日本に住んでいたころに何回も家にかかってきた営業電話を受けましたが、営業電話だと分かった時のあの、「取らなきゃよかった」という後悔感が半端じゃありません。
そして、べらべら喋る相手を「いつ断ろうか」「どうやって切ろうか」という事で頭が一杯になります。
そうやって考えている時は相手の言葉なんてほとんど聞いてませんよ(笑)
すぐに相手の話を遮って、強気でスパっと断れる人ならまだいいのでしょうが、私みたいに、あまり強く言えない性格の人間は本当に困ります。
そして、なんとか断って電話を切った後のあの「時間を無駄にした」感も半端じゃありません。
電話を切れて「ほっとした」というよりもはるかに大きい「全く知らない人間に有無をいう暇も無く自分の時間を無駄にされた憤り感」です。
いくら合法であろうが、売る側の自分勝手な行動に振り回されるほうはたまったものじゃないんですよね。
営業電話をする企業側の理屈やメリットは全て企業側のものなんですよ。
かけるほうばかりにメリットがあって、受けるほうはほとんどの場合メリットが無いという。
メリットどころか、不快に感じたり時間を無駄にされたりとデメリットばかりです。
ほんと、営業電話なんて世の中から無くなって欲しいものです。
オーストラリアの迷惑電話事情
で、いつものオーストラリアの話になります。
オーストラリアでも営業電話はかかってきます。
不快に感じるのは日本でもオーストラリアでも変わりません。
ちなみに、うちは家の電話は全く使っていないのですが、未だにADSLを使っていることもあって電話回線があります。オーストラリアのネット、遅れてるんです。
家の電話番号は誰にも教えていないので、かかってくる電話はもれなく営業電話です。
もう面倒だし、呼び出し音を聞くのも嫌なので何年も前に電話機のコードを抜いたままそのままにしてあります(笑)
なんにしても、世の中のほとんどの人と同じように、オーストラリア人も営業電話を受けて嬉しいと思う人はまずいないでしょう。
そこで政府がナイスな法律を2006年に作りました。
その結果できたサイトがこれ↓
日本語で言うと、「俺に電話をかけるな」リストです。
サイトはオーストラリア政府が運営しています。
名称からも分かる通り、営業電話を受けたくない人は自分の電話番号をここに登録しておくと、かかってこなくなります。
自分の番号だけでなく、お願いされたら家族や友達の番号を登録してあげても構いません。
みんながPCを持っているわけでもありませんし、高齢者とか、ネットの使い方が分からなくて自分で登録できない人も多いでしょうからね。
営業電話をかける企業は、電話をする前に必ずその相手の番号がこのリストに載っていないかチェックしなければなりません。
ちなみにアメリカにも同じようなシステムがあるらしく、この法律を無視してリストに登録してある電話番号にかけた会社には$16,000もの罰金が課せられるようです↓
Why is the penalty for violating the US Do-Not-Call Registry $16k per offense? – Quora
今は1USD=約109円なので、16,000USDは175万円になります。すげー。
オーストラリアのペナルティがいくらかちょっと分かりませんでしたが、これよりも大幅に少ないという事は無いと思います。
高いと思うかもしれませんが、安いと抑止力が無くなって意味がなくなってしまいますからこれくらいが丁度いいのかもしれません。
ちなみに、私の友人曰く、「この前営業電話がかかってきたから、『おたくの社名は何というのですか?私はDo not callに登録しているのですが』と言ったら、社名を告げずにあっちから電話を切ったよ」と言っていました。
登録してあるのにかけてくるバカ会社があるんですよ。
それにしても、友人のこの一言は効果抜群ですね。
こういう断り方なら一々「今忙しいので」とか「外出するので」などの言い訳を一切考えずに済むのでとても楽です。
営業電話無くなれー
日本でも是非オーストラリアのような法律とサイトを作って、「営業電話を受けない自由」を守って欲しいと思います。
でも、きっと日本だと企業と癒着している政治家とかなんかで色々しがらみがあって無理なんでしょうけどね。
企業側からしたらトンデモない法律ですからね。
何と言っても、従業員をこき使って殺しても罰金50万円の国ですからね→「未だに電通が就活生注目企業トップ10入り!~狂った日本の国と企業と学生たち」
迷惑電話で100万とか取れませんよね。
アメリカやオーストラリアの迷惑電話のほうが日本の労働者の人命より高いとか笑ってしまいますよ。