ペールエールのお勧め~ビール好きではない私がハマったビール

みなさん、ビールは好きですか?

私はビールは「まあ、料理次第では少しなら飲んでもいいかな」くらいの感じです。

ちなみに、一番好きなのは日本酒。

居酒屋に行ったら「とりあえず、日本酒!」と言いたいくらい。

「ビール好きじゃないのに、ビールの記事なんて書くなよ!」という声が聞こえてきそうですが、まあそう言わずに読んでいってください(笑)

私も夏の暑いときとか、鍋などを食べる時に飲むビールは好きです。

でも、いつも「最初の一口だけ」は美味しいと感じるのですが、あとは「最後まで飲まないと勿体ないから」という、惰性で飲んでいます。

極端な話、ビールは最初の一口分だけ誰かが恵んでくれたらそれで私は満足なんです。

・・・とずっと日本ではそう思ってました。

オーストラリアで巡り合った小さい天使

オーストラリアに移住してからも現地の色々なビールを飲みましたが、やはりこの、「一口だけでいいや」というのは変わりませんでした。

しかし、あるレストランで何気なく注文したビールを飲んだ時、恐らく生まれて初めて「これはうまい!」と思ったのです。

それがLittle Creatures(リトル・クリーチャーズ)でした。

Little Creaturesというのは、メーカーの名前で、パースに本社があります。

彼らは色々な種類のビールを作っているのですが、私が気に入ったのはPale Ale(ペールエール)というものです。

見ての通り、ビールジョッキを持った小さい天使が描かれた中々に可愛らしいラベルです。

ちなみに、”1001 Beers: You Must Try Before You Die”(死ぬ前に飲んでおくべき1001のビール)という本があるのですが、これの2010年度版にこのLittle Creaturesが選ばれています。

ビールの種類 ピルスナー(ラガー)とペールエール

ビールのタイプは世界中でなんと1000種類以上もあるそうで、日本の大手のメーカーが出しているビールはほとんどが「ピルスナー」と呼ばれるタイプらしいです。

みなさんもご存知の、日本で「ラガー」と呼ばれているビールがこれです。

ピルスナー – Wikipedia

現在、世界中で醸造されているビールの大半はピルスナースタイルである。

日本でビールといえばピルスナースタイルのビールを指すことが大半である。大手ビール会社が醸造、販売するビールもほぼ全てがピルスナースタイルのビールとなる。

このピルスナーの特徴は、きめ細かい泡、ホップの苦味、のどごしの良さです。

日本のビールのCMでは、芸能人などが一気にグビグビ飲み干して、キレや喉越しをアピールするのが典型的ですが、まさにピルスナーの特徴を表していますね。

ペールエールはピルスナーとは別のタイプのビールで、その特徴は複雑な香りとフルーティーな味です。

ピルスナーのようにぐいぐい飲むというよりは、その香りや柑橘系のフルーツのような味をゆっくり味わいながら飲むビールだと個人的には思います。

私はピルスナーだって美味しいとは思いますが、「一気に喉に流し込む」みたいな飲み方はあまり好きじゃないんですよ。

だからきっと、この、「一気に飲まずに味わいながら飲む」というペールエールのスタイルが私に合ったのだと思います。

ちなみに、ペールエールは「エール」の一種類で、他にも色々なエールがあり、ゴールデンエールやら、なんちゃらエールというのを色々試しましたが、その中で私が一番気に入ったのがLittle Creaturesのペールエールだったわけです。

そうそう、飲む際のビールの温度の話もちょっとだけ。

ピルスナーを飲む際の適温は4~9度らしいですが、ペールエールが美味しく飲める温度は10~13度ということです。

日本人はキンキンに冷えたビールをキューッと飲むのが好きですが、ペールエールの場合は香りや味を楽しむために、ぬるいくらいの温度で飲むほうが適しているということですね。

まあ、私は冷やして飲むことが多いですが(笑)

Little Creaturesが日本上陸!

ちょっと前に調べた時は、リトル・クリーチャーズは日本では全く販売されていませんでした。

しかし!この記事を書く前に調べてみたところ、なんと、2018年6月に日本上陸したようなのです!

日本初上陸!オーストラリアで人気のクラフトビール「リトルクリーチャーズ」 | 日本ビアジャーナリスト協会

6月6日、オーストラリアを代表するマイクロブルワリー「リトルクリーチャーズ」の日本初上陸イベントが東京・銀座、GINZA SIX内のオーストラリア料理店「Salt grill & tapas bar」にて開かれました。

「おー!これで日本に帰ってからもLittle Creaturesが飲めるぞ!」と喜んだのですが、ネットを調べた限りではまだ発売はされていないようで、購入できるお店などは見つかりませんでした。

残念!

でも、上記の上陸イベントがあったのが6月なので、今後は徐々にお店に置かれるようになってくるのではないでしょうか。

是非そうなって欲しいですね~!

日本で買えるペールエール

「それじゃ日本ではペールエールは買えないの?」というと、そんなことはありません。

まずは、上で紹介した、”1001 Beers: You Must Try Before You Die”の2010年度版に入選しているビールを紹介しているサイト(英語)を紹介しましょう。

1001 Beers | A Bar With No Name

このサイトの筆者の個人的な評価によると、Little Creaturesは5点満点のうち、4.05とかなりの高得点を付けられています。

コメントもほぼベタ褒めです。

さてさて、ペールエールにはいくつかの種類があり、Little Creaturesは「アメリカン・ペールエール」というタイプなのですが、この、アメリカン・ペールエールで入選している日本のビールを2つも発見しました!

よなよなエール

1つ目はYona Yona Aleです。

現在はコンビニなどでも販売されているようなので知っている人も結構いるのではないでしょうか?

上記の”A Bar With No Name”の筆者は3.6点のスコアを付けてます。

彼は総じて好意的なコメントを付けていますが、最後に「特に平均以上のビールとは思わない」とも書いています。

でも買い易いのはいいですね。

ちなみに、アマゾンでは大量のレビューと4.5点という高い評価が付いています。

あるレビューのタイトルが「日本のラガービールと対極にあるビール」と書かれていますが、ペールエールはまさにそんな立ち位置だと思います。

ライジングサンペールエール

2つ目はライジングサンペールエールです。

”A Bar With No Name”の筆者は3.65点と、よなよなエールよりも若干高いスコアを付けています。

「日本で飲んだ中では結構美味しいビールだった」と、中々の好評価をしています。

アマゾンには一つしかレビューがありませんが、5つ星が付けられています。

少し高めの値段設定ですが、試してみたいビールです。

よなよなエールと比べると知名度的にも販売網的にも小さいのかもしれませんが、評価的には良いので、是非頑張って欲しいと思います。

 

以上、私のお勧めのペールエール ビールの話でした。

Little Creaturesが日本で販売されるまでにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、もし「ペールエールにちょっと興味が沸いた。試してみようかな」と思ったら、是非、上で紹介した日本のペールエールを試してみてはいかがでしょうか?

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かわずん
アンチ・ブラック企業ブロガー