今はプリペイドSIMも各社から様々なものが発売されているので、自分に合ったものを選ぶのは中々大変です。
私も日本に一時帰国たびに「どのプリペイドSIMにしよう?」と迷うので、ネットで購入できるものをまとめてみることにしました。
なお、ここで比較するのは通話機能の付いていないデータSIMです。
通話ができないと言っても、LINEやSkypeで通話をすれば良いので、一時帰国くらいであれば十分だと思います。
SIMを買う前にチェックすること
まずは、SIMを買う前に確認しておいたほうが良いことを書いておきます。
自分のスマホのSIMサイズをチェック
SIMには標準SIM、micro SIM(マイクロSIM)、nano SIM(ナノSIM)の3種類のサイズがあります。
まずは、プリペイドSIMを買う前に自分のスマホのSIMがどのサイズかきちんとチェックしておくことをお勧めします。
なお、もし希望するSIMでどうしても自分のスマホに合うサイズが見つからない場合は、SIMカッターを使う手もあります。
下の表の中でSIMサイズが「全タイプ」となっているものは、それぞれのサイズに切り取れるようになっているか、アダプタが付属していて全てのサイズに対応しているので、サイズを気にする必要はありません。
SIMフリースマホかチェック
決められた電話会社のSIMしか使えないスマホは「SIMロックスマホ」と呼ばれています。
この状態のスマホを日本に持って行ってプリペイドSIMを挿しても使えないので要注意です!
必ず、お手持ちのスマホがSIMフリースマホであるか事前にチェックしておいてください。
もしSIMロックスマホあったとしても、契約している会社に問い合わせればロックを解除してもらえるかもしれません(有料のこともあります)ので、現在使用している会社に問い合わせてみると良いでしょう。
日数別プリペイドSIM比較
使用日数別に、8日間まで、15日間まで、1ヵ月まで、1か月以上に分けてあります。
滞在日数に応じて適切な表を参照ください。
8日間まで
税込価格 | 日数 | 容量 | SIMタイプ | 日数延長 | リチャージ | |
AJC(全日通) | 1,800円 | 8日 | 2GB (*1) | 全タイプ | 不可 | 不可 |
プリペイドSIMカード | 1,960円 | 8日 | 3GB (*2) | 全タイプ | 不可 | 不可 |
Nippon SIM for Japan | 2,980円 | 8日 | 6GB | nano SIM | 不可 | 不可 |
*1: 2GBを超えても期間中は256kbpsで使用可能。
*2: 3GBを超えても期間中は256kbpsで使用可能。
一週間程度までのものはほとんど選択肢がありません。
使う容量で選びましょう。
Nippon SIM for Japanは値段は張りますが、6GBも使えるのでヘビーユーザー向けです。
プリペイドSIMカードはレビューを見ると、「3GB以上使ってないのに速度が低下した」というクレームが散見されますので、購入する際は速度が低下する可能性があるという前提で買うのが良いでしょう。
このカテゴリのSIMはリチャージも日数の延長も出来ないので、容量が十分か、滞在が伸びる可能性がないかを良く考慮してから購入してください。
15日間まで
税込価格 | 日数 | 容量 | SIMタイプ | 日数延長 | リチャージ | |
プリペイドSIMカード | 2,460円 | 15日 | 3.5GB | 全タイプ | 不可 | 不可 |
JPSIM | 2,980円 | 15日 | 220MB/日 (*1) | 全タイプ | 不可 | 不可 |
JPSIM AIR 15日間500MB | 2,980円 | 15日 | 500MB/日 (*2) | 全タイプ | 不可 | 不可 |
JPSIM AIR 15日間LTE無制限 | 3,580円 | 15日 | 無制限 | 全タイプ | 不可 | 不可 |
*1: 1日220MBまで高速通信が可能で、それを超えると200kbpsになる。翌日はまた22MBに回復。
*2: 1日500MBまで高速通信が可能で、それを超えると200kbpsになる。翌日はまた22MBに回復。
日数は全て15日なので、滞在期間内にどの程度の容量が必要か、使用制限超過後に速度低下しても良いかで選ぶと良いでしょう。
プリペイドSIMカードは値段的にお得ですが、レビューを見ると「速度が遅い」という低評価なレビューと、「全く問題なかった」という高評価のもの両方ある状態です。日や場所によって速度ばらつきがある可能性がありますので、速度が低下する可能性があるということを前提に選んでください。
このカテゴリのSIMはリチャージも日数の延長も出来ないので、容量が十分か、滞在が伸びる可能性がないかを良く考慮してから購入してください。
1ヵ月まで
税込価格 | 日数 | 容量 | SIMタイプ | 日数延長 | リチャージ | |
IIJ Japan Travel SIM | 1,680円 | 30日 | 1GB | nano SIM micro SIM | 可 | 可 |
Nippon SIM for Japan | 1,980円 | 30日 | 3GB | nano SIM | 不可 | 不可 |
OCN モバイル ONE | 2,698円 | 20日 | 50MB/日 (*1) | 全タイプ | 可 | 可 |
IIJ Japan Travel SIM | 2,280円 | 30日 | 1.5GB | 全タイプ | 可 | 可 |
プリペイドSIMカード | 2,280円 | 31日 | 4GB (*2) | 全タイプ | 不可 | 不可 |
楽天モバイル | 2,980円 | 30日 | 1GB | 全タイプ | 可 | 可 |
IIJ Japan Travel SIM | 3,380円 | 30日 | 3GB | 全タイプ | 可 | 可 |
JPSIM | 3,980円 | 30日 | 220MB/日 (*3) | 全タイプ | 不可 | 不可 |
AJC(全日通) | 3,999円 | 30日 | 215MB/日 (*4) | 全タイプ | 不可 | 不可 |
JPSIM AIR 30日間LTE無制限 | 4,580円 | 30日 | 無制限 | 全タイプ | 不可 | 不可 |
*1: 1日50MBまで高速通信が可能で、それを超えると200kbpsになる。翌日はまた22MBに回復。
*2: 4GB利用以降も256kbpsの速度で継続利用可能。
*3: 1日220MBまで高速通信が可能で、それを超えると200kbpsになる。翌日はまた220MBに回復。
*4: 1日215MBまで高速通信が可能で、それを超えると256kbpsになる。翌日はまた215MBに回復。
このカテゴリは様々な選択肢があります。
3GBまでなら、Nippon SIM for Japanが値段的に圧倒的にお得です。ただ、レビューが無いのでクオリティについては未知数です。また、リチャージや日数の延長が出来ないので、「30日以内で3GBまでしか使わない」という確信が無い場合は別のSIMを選ぶべきでしょう。
31日以内で3GB以上、4GBまで使う予定の場合は、プリペイドSIMカードですね。
JPSIM AIR 30日間LTE無制限はレビューを見ると、「速度が遅い」というクレームが見られるので、「容量無制限でも遅い可能性がある」ということを頭に入れておいたほうが良いでしょう。
1ヵ月以上
税込価格 | 日数 | 容量 | SIMタイプ | 日数延長 | リチャージ | |
OCN モバイル ONE | 3,016円 | 3ヵ月 | 1GB | 全タイプ | 可 | 可 |
楽天モバイル | 3,980円 | 90日 | 2GB | 全タイプ | 可 | 可 |
IIJ Japan Travel SIM | 3,780円 | 3ヵ月 | 2GB | Nano SIM | 可 | 可 |
IIJ Japan Travel SIM | 2,980円 | 3ヵ月 | 2GB | Micro SIM | 可 | 可 |
BIC SIMジャパントラベルパッケージ | 4,082円 | 3ヵ月 | 2GB | 標準SIM | 可 | 可 |
IIJ Japan Travel SIMとBIC SIMは同じプロバイダーなので、このカテゴリでは実質3社から選ぶことになります。
(追記:2018/08/06)IIJ Japan Travel SIMの2GBのMicro SIMのバージョンが2,980円とかなりお買い得になっています。この値段がいつまで続くか分かりませんが、この値段であれば、1ヵ月以上の滞在の場合はこのSIMで決まりでしょう。
OCN モバイル ONEは安くない割には容量が1GBと、一見ぱっとしませんが、「LINEなどでテキストをやり取りしたり、メールをチェックするだけしか使わない」と言うのであれば、3か月間これでいくのもアリかもしれません。どうしても必要になったらリチャージができるのもポイント。
楽天モバイルとBIC SIMはほとんど値段的な差が無いので、もし滞在が90日以上になる可能性が少しでもあるようなら、最初からIIJ Japan Travel SIM(BIC SIM)にしたほうが良いでしょう。
希望のサイズのSIMが無い場合
「安く買えるSIMを見つけたのに、SIMサイズが合わない!」という場合も諦める必要はありません。
SIMカッターを使えば自分のスマホに合ったSIMタイプにすることが出来ます。
以下のSIMカッターは大きいサイズのSIMを小さく切るだけでなく、付属のアダプタを使って大きいサイズにすることも可能です。
つまり、Nano SIMの商品を買っても、アダプタを使えば標準SIMやMicro SIMにすることができるということです。
SIMを切る際に失敗すると、せっかく買ったSIMが使えなくなる可能性があります。
きちんとしたSIMカッターを使えば失敗することはまず無いと思いますが、使用前に説明書をきちんと読んでから使用してください。
私も何度かSIMカッターを使ってSIMサイズを変更したことがあり、失敗したことはありませんが、注意するに越したことはありません。
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