面接で給料や残業や有休について聞くと不利になる?そんな会社はお断りするべき理由


給与交渉とか残業や有休について聞くことってそんなに悪い事なんでしょうか?↓

面接官は見ている! 選考でマイナス印象を与える「ささいな態度」とは – ITmedia ビジネスオンライン

前職の不満、給与交渉はほどほどに

給与に関する質問・交渉をしつこく行う候補者も、企業側は印象が悪いと感じるようだ。具体的には「給与面の交渉をしてきた」「残業や有給などについてしつこく聞いてくる」「社員旅行の参加は義務かどうか聞いてくる」――などが挙がった。

ONEは「企業は細かい点まで目を配っているため、ほんの少しのことでも一気にマイナス印象になってしまう」と警鐘を鳴らす。

お金の話が嫌われる日本

日本人は、「お金は汚い」とか、「お金にこだわるのは良くない」という意識が強すぎると思うんですよね。

だから、給与の話をするのも良くないということになるわけです。

あとは、新卒の採用の場合は「何も経験の無いひよっ子が一丁前に交渉するなんてけしからん」みたいに思われるんだと思います。

私は転職の場合は給料交渉は全く問題ないと思いますし、新卒の場合でも給料について改めて聞いたりするのはむしろいいと思うんですよね。

だって、みんな何のために働くかと言うとお金のためじゃないですか。

「いや、自己実現のためだ!」なんて言う奇特な人もいるかもしれませんが、例えそれが本当だとしても生活していくためにはお金が必要ですから、多かれ少なかれみんなお金のために働いているのです。

その就職する一番の目的である、お金(給料)のことを曖昧にして就職していいんですか?

もし入社してから、「思ってたより給料低い」とか、「最初に言われていた給料より低い。最初にちゃんと確認しておくべきだった」と思ってももう遅いわけです。

そして不満を抱えたままモチベーションも上がらず仕事を続けるか、会社を辞めるわけです。

これって会社側も労働者側も一つもいいことないですよ。

オーストラリアの就活現場では給料の話は当然しますし、交渉だってします。

交渉したからと言って選考で不利になることはありませんし、お互いが納得して採用が決まったほうがいいに決まってます。

働く一番の目的である給料に不満がある状態のまま働いてもいいことありませんよ。

残業や有休の確認が悪い?

最初にオーストラリアの話をすると、残業や有休があるかどうかというのはまず聞きません

なぜかって?

残業が無いのが当たり前ですし、有休が普通に取れるのが当たり前だからです。

「この会社の社長は人間ですか?」くらい答えが分かっている質問。

当たり前のことは聞きませんよね。

ちなみに、「残業したらきちんと残業代か代休が出ますか?」とか、「未消化の有給は退職時に全額払い出されますか?」というのも当然すぎるので誰も聞きません。

もし聞いたら、恐らく、「なんでそんなことわざわざ聞くの?」と怪訝に思われるでしょう。

一方、日本では逆に聞くのが当たり前でしょう。

なぜなら、日本においては残業が日常茶飯事のようにある職場なんていくらでもありますし、有休を取ろうとしても取らせてくれないという職場も星の数ほどあるからです。

なんなら、「サービス残業はありますか?」とダイレクトに質問をしたっていいと思います。

え?そんなことを聞いたら選考で不利になる?

それで不利になるということは、その職場は「残業当たり前」「基本サビ残」「有休を取ろうものなら同調圧力がかかる」などのブラック企業である可能性が高いということです。

相当なブラック企業の場合は、質問をしても適当に答えて入社させてしまうというところもあるでしょうが。(私が新卒で入った会社がこのタイプでした)

少なくとも、こういった質問をして会社側が「なんだこいつ」などど思うような会社はこっちからお断りしたほうが身のためです。

もし、残業無し、有休もちゃんと取れるような会社だったらそういった質問をされて嫌がるはずがありませんからね。

そういう会社は堂々と、「残業はありませんし、有休はちゃんと取れます」と答えてくれるはずですし、きっとその会社や面接官はむしろそのことを誇りに思っているでしょうから、そういった質問がマイナスになることは無いでしょう。

質問するかしないかで人生が変わる

これらの質問はむしろ積極的にしていったほうがいいくらいだと私は思います。

質問せずに採用されて、入社してからその会社がブラックだったと分かってももう遅いのです。

ブラック企業は辞めるのも大変なことが多いですし、それまでに相当な身体的、精神的ストレスがかかります。

下手したらうつ病になったり、最悪の場合、過労死や過労自殺で命まで持って行かれかねません

面接などで一言この質問をすればこういった悲劇を防げるかもしれないと考えたら、簡単な話ではないですか?

聞くのはタダです。

再度言います。

「面接官に悪い印象を与えたらどうしよう」と思うのは自然なことですが、それで応募者に対して悪い印象を抱くような会社はやめておきましょう。

そういう会社に関わるのは、貴重な人生の時間の無駄です。

あなたはそんなくだらない会社に関わるべきではありません

冒頭で紹介した記事では、「前職の不満、給与交渉はほどほどに」、「企業は細かい点まで目を配っているため、ほんの少しのことでも一気にマイナス印象になってしまう」などと言っていますが、こういうアホなアドバイスに惑わされないようにしましょう。あなた自身のためにも。

それらはむしろとても重要な質問なんです。

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