「コインを持たざる者”nocoiner”になるな」というトピックの記事がありました。
なかなか為になる話だったので紹介したいと思います。
Nocoinerの本当の問題
題名は、「Nocoinerの本当の問題」です。
The Real Problem With Nocoiners – CoinDesk
ぱっと見、「『仮想通貨に投資するべき』という話かな?」と思うかもしれませんが、ちょっと違います。
以下、記事の意訳です。
仮想通貨を持ってない人全てが”nocoiner”と言うわけではありません。
nocoinerをnocoinerたらしめているのは、その人のポートフォリオに仮想通貨があるかどうかではなく、仮想通貨に対するその姿勢です。
ビットコインが安かったときに買えなかった人々は、その苦い経験をビットコイン保持者に当てつけ、「ビットコインは詐欺だ」「バブルだ」などと言います。
このような人々は、ビットコインに対して懐疑的だったり、悲観的であるだけでなく、「必ず失敗する」と確信しています。
さらには、仮想通貨の用途に対して懐疑的で、資金洗浄などの犯罪目的以外ではほぼ使い途は無いと断言したりします。
このCoinDeskの記事の筆者は、90年代のドットコムバブルの時代は同じような考え方であったらしいです。
全く利益も上げていないようなドットコム企業などを見ていて、「さっさとバブルが弾ければいいのに」と思っていたようです。
実際、その当時の多くの企業は結局は倒産したり、買収されたりしました。
しかし、今ではインターネットが経済を動かしています。
あの時代の教訓は、短期的な視点で物事を見ず、「世界がどのように動くか」ということを常に考え、そして、WWWやビットコインなどの素晴らしい発明を、Pets.comやMt.Goxのような例を見て混同してしまわないようにすることです。
仮想通貨を持つ必要はありませんが、nocoinerにはならないように。
仮想通貨を持ってない人はnocoiner?
つまり、”nocoiner”というのは仮想通貨を持ってない人のことではなく、「新しいモノが出てきたときに調べもせず、確固たる理由も無く懐疑的で、先を見通せない人たちのこと」ということです。
教訓は、「新しいモノが出てきたときに、きちんと勉強してそのモノの価値をきちんと見極めるようにしましょう」ということなんだと思います。
しかし実際のところ、「仮想通貨のことを勉強していてよく分かっているけれど、仮想通貨は持ってない」という人に今まで私は出会ったことがありません。
持ってない人は大抵、ニュースなどで流されている表面的な事以外はほぼ何も知りませんし、私が仮想通貨を買っていると言うとその多くが、「大丈夫なの?」という顔になり、”Good luck”とか言うのです(笑)
そういうわけで、上記の記事の中にある、「ビットコインを安い時に買えなかった人がコイン保持者にあれこれ言う」という箇所は私はちょっと違うと思うのです。
例えば、仮想通貨が暴騰した後でも、色々と勉強していて「買いたい」と思っている人は、この前の暴落の時に買えたわけです。
コイン保持者にあれこれ言う人は、勉強する気も調べる気も無いので、暴落すると、「ほら見ろ。もうビットコインは終わりだ」「買わなくて良かった」と言って留飲を下げるのです。
それならみんな勉強するべきかというとそうでもない
ただ私は、投資に興味を持たず、コツコツと働いてお金を貯めて、「それが一番安全で堅実で、間違いが無い」と考えている人のことは否定しません。
何しろ、私の父が正にそういう人間ですから(笑)
彼は、「危なそうに見える橋は絶対に渡らない」タイプなので、投資など絶対にせず、資産はずっと銀行に預けていて、「利息が少なすぎる」と時々文句を言っています。
でも、何だかんだ言いながらそれなりに毎日楽しそうで、幸せそうなんですよ。
なんだか最後になって何が言いたいのか分からなくなってしまいました(笑)
まあ、勉強するのが嫌だったら無理にする必要はありませんし、自分が幸せに感じる生き方をするのが一番ってことですね!