私はブロックチェーンゲーム関連のものは全くフォローしていないのですが、以下の記事を見るとかなりの盛り上がりを見せているようです。
The CryptoKitties Competitors: 4 Ethereum Games That Are Catching Up – CoinDesk
イケハヤさんも最近はブロックチェーンゲームにはまっているようです。
よっしゃ、記事書いた!この分野は、ぜひとも注目してほしいです。 / イケハヤが選ぶ、今注目すべきブロックチェーンゲーム5選! : まだ仮想通貨持ってないの? https://t.co/4nfKSxzPCa; pic.twitter.com/fCct4bpDFg
— ikehaya | Blockchain (@IHayato) February 18, 2018
ブロックチェーンゲームの元祖はCryptoKittiesですね。
一番高い猫は100,000ETHで、$93,400,000ドルの値段で売られているようです。
ちなみに、この猫のようです↓
この猫が993億円ですよ!
私、間違ってませんよね?
何度か確認しましたが、100,000ETHですよねやっぱり。
はっきり言って意味が分かりません。
100歩譲って、本物の猫なら分かりますが、ただのデジタルデータです。
もちろん、ただのデジタルデータと言ってしまったら仮想通貨はみんなそうですが・・・
ビットコインも最初はほとんど価値が無かったデジタルデータでしたが、今は1BTCで100万円とか200万円の価値になったので、この猫も、「今は1CAT=993億円の価値になりました」と言われれば同じなのかも?
でもこの猫を使って買い物ができるようにはならないでしょうし、取引ができるのはCryptoKittiesのサイトだけですから、ここが潰れてしまったら全ての猫はただのデジタルゴミになるってことですよね。
この猫と散歩できるわけでもなく、一緒に寝てくれるわけでもありません。
どう見ても、ただの画面上の猫です。
コレクターズアイテムと言うのがあるので、そういうのに値段が付くのは分かります。
でも、そういったものであってもせいぜい数万とか数十万円とかですよね?
993億円とか、ケタ違いすぎです。
新しく登場した収集ゲームたち
さて、上記のCoinDeskの記事によれば、最近では「CryptoKittiesの後に続け」とばかりに、多くのアイテム収集ゲームが出現してきているようです↓
CryptoCountries
世界の国を買うゲーム。
表示されているETHを払えばその国を買えるという仕組み。
買われた値段によって、次の売値が3%増しとか、5%増しとかになるようにスマートコントラクトで設定されていて、買う人がいればどんどん値段が上がっていきます。
買われたら売った人にそのお金が入ってきます。
ちなみに、現在のところ一番値段が高いのは日本で、お値段は709ETH。
日本円で7,200万円。
国を買ったからと言って何かできるわけでもなく、単にオーナーが誰だか表示されるだけ。
すみません。何が楽しいのか分かりません・・・
Crypto-All Stars
気を取り直して次に行ってみましょう。
Crypto-All StarsはTwitterのアカウントを勝手に売買するというもの。
でも、当然、別に買ったからと言ってそのTwitterのアカウントを使えるようになるわけではありません。
単に、「俺、Crypto-All Starsに表示される、このTwitterアカウント(画像と説明文だけ)持ってるんだぜー」と言う以外に使いみちが無い。
現在の最高額は”Crypto Randy Marsh”の11.79ETH。
日本円で1,200万円。
意味不明・・・
CryptoCelebrities
有名人を勝手に売買するゲーム。
現在の最高額はアメリカのトランプ大統領で、お値段は151ETH。
日本円で1,500万円。
猫よりも大統領のほうが安いんですね。
これはお買い得!(笑)
当然、買ったところで大統領が何かしてくれるわけではありません。
年寄りには理解できない
CoinDeskの記事内には他にもEtherBotsというゲームが紹介されていましたが、もう調べる気にもなれず。
まあ、似たようなゲームでしょう(いい加減すぎ?(笑))
これらのアイテム収集ゲームは”Collectable”と呼ばれていますが、上で紹介したゲームはどれもただ何かにお金を支払って、その世界でしか使えないアイテムの所有権を持つだけのものです。
ゲーム上でのプレーヤー同士の交流も無ければバトルも無し。(コミュニティはあると思いますが)
これってもはやゲームとは呼べないような気がします。
ただ、アイテムを買ってその後に誰もそれ以上の値段で買いたい人がいないとその人の負けと考えれば、ある意味、「滅茶苦茶高額な掛け金のババ抜き」と言えます。
うーん、でも、ババ抜きはゲームですが、これはゲームと言うより、ギャンブルに近いですよね。
これやってて楽しい人っているのかな?
私には全然楽しそうには思えませんが・・・
30を過ぎた辺りからコンピュータゲームが楽しいと思わなくなったのですが、もしかしたら歳のせいなんでしょうか?
イケハヤさんが聞いたら、「年寄りには分からないでしょうね」と言われそうです(笑)
大したシステムでもなさそうなので、開発費も大してかかってないでしょうし、開発した会社は大儲けで笑いが止まらないでしょうね。
こういった既存のゲームに乗って謎のアイテムを買うより、自分でゲームを作って買い手を集めたほうが儲かるのではないでしょうか?
猫とか有名人とかなんでもアリのようなので、ここはでっかく、惑星を集めるゲームとかどうでしょう?
地球とか、火星とか。
あ、星座のほうがいいかな?
愛着を持つ人が買うかもしれません。
・・・で、書いていて思ったのですが、「これは草コインを買うのと同じだ」と気付きました。
草コインの売買においては、ホワイトペーパーも無く、将来使われるようになるかも分からないものに買い手が付いて値段が上がっていきますからね。
そして、草コインを買うのは投資と言うよりはギャンブルに近いものがあります。
そして、何の使用用途も無く、誰も欲しい人がいなくなったらそのコインはデジタルゴミになるので、ババ抜きと同じです。
やっと分かりました。
Collectableはゲームではなく、猫や有名人の形をした草コインなんです!
でも、有望そうな草コインを買う気は起きるのに、猫を買う気が起きないのはなぜなんでしょうか・・・やっぱり歳だから?(笑)