会社設立

「ひとりでできるもん」を使って会社の定款の事業目的の変更をしてみた


会社設立をしてまだ2ヵ月なのですが、民泊(旅館業)をするために、定款の中の「事業目的」を変更する必要が出てきてしまいました。

以下の記事↓で書いたのですが、私は暫くは不動産賃貸業だけで行く予定だったので、「不動産の賃貸及び所有・管理・利用」しか事業目的には入れていませんでした(泣)

会社設立freeeで不動産賃貸業の合同会社を設立したので手順を一から解説。会社の設立をしたこともないド素人の私が「会社設立freee」を使って不動産賃貸業の合同会社を設立するまでを一から説明します。作業の中で注意するべき点なども詳しく解説。...

ネットのある記事で、「将来少しでもやりそうなこと」をやたらと詰め込んだ定款を作ったら融資を受ける段階で「融資したお金を他の事業に使われるのではないか」と危惧した銀行から融資を断られたという話を見たので、「事業目的には最低限しか書かないようにしよう」としたのが間違いでした。

いや、完全に間違いというわけではないと思うのですが、定款には将来やりそうな事業を熟考して書くべきだったと後悔しています。

事業目的の変更は申請だけで3万円かかりますが、勉強代だったと諦めるしかありませんね。

それでは、気を取り直して目的の変更を行っていきましょう!

目次

「変更登記ひとりでできるもん」で定款の変更をする

会社の変更登記には以下の種類があります。

  • 商号変更
  • 目的変更
  • 本店移転
  • 役員変更
  • 役員氏名変更
  • 代表取締役住所変更・氏名変更
  • 増資

今回はこの中の「目的変更」をするのですが、「登記変更ひとりでできるもん」というサービスを使うと比較的簡単にできそうなので、今回はこのサービスを使ってみることにします。

この「登記変更ひとりでできるもん」ですが、変更する項目次第でシステム利用料が変わるようで、3000円~13000円の利用料がかかります。

ちなみに、目的変更は5000円の利用料がかかるので、変更料と合わせて35000円かかることになります。

「ひとりでできるもん」の会員登録をする

登記変更ひとりでできるもん」のサイトに行き、「無料会員登録」ボタンを押して会員登録をします。

ちなみに、「ひとりでできるもん」自体は会社の設立なども出来るサービスを提供していて、このボタンを押すとhitodeki.comという「ひとりでできるもん」のメインサイトに飛んで会員登録をするようになっています。

つまり、この会員登録で「ひとりでできるもん」のサービス全体が使えるようになるということですね。

ログインする

会員登録が済むと完了画面に「ログイン」ボタンが表示されていますので、ボタンを押してログインします。

ログイン時に会員番号が表示されます。

問い合わせ時に必要になるそうなので念のため控えておきましょう。

適切な項目を選択・入力していく

1.「変更」ボタンを押す

今回は目的の変更なので「変更」を選択します。

2.適切な会社のタイプを選ぶ

私の場合は「合同会社」を押します。

3.「目的変更」を押す

4.「最初はこちら」ボタンを押す

以降で変更する会社情報の登録をする必要があります。

5.新規登録方法を選択する

私は「ひとりでできるもん」以外のサービスで会社を設立したので、「会社情報を入力」を選択します。

6.会社情報を入力する

フォームに従い、会社の登記簿と完全に同じように入力します

7.「変更項目の選択」ボタンを押す

8.変更項目を選択する

今回は「目的変更」を選択します。

再作成された定款は今後必要になると思うので「新しい会社情報で定款を再作成する」を選択します。

9.「変更内容の入力」ボタンを押す

10.「目的変更」を押す

11.目的を入力する

目的を一つのフィールドに一項目毎入力していきます。

複数目的がある場合は「目的の入力枠の追加」ボタンを押してフィールドを増やして入力していきます。

目的は既存のものが新たに入力したものに置き換えられるので、既存の目的で残したいものは全てここに入力しないとなりません。

12.定款の再作成

以下の部分は現在の定款を参照しながら入力していきます。

13.「次へ」ボタンを押す

「目的変更」「定款の再作成」どちらの入力も完了したら「次へ」ボタンを押します。

14.「役員情報入力」ボタンを押す

15.有限会社責任社員と代表社員を入力する

有限会社責任社員について、定款の記載の通りに入力していきます。

同様に代表社員について入力します。

16.ご利用料金の支払」ボタンを押す

支払いはクレジットカード、Amazon Payが使えます。

領収書が必要な場合は支払い後に「領収書の発行」ボタンが表示され、そこからダウンロードして印刷できるようになっています。

17.「登記書類の印刷」ボタンを押す

18.印刷の設定を行う

変更登記申請書を印刷するための必要事項を入力します。

19.変更登記書類を印刷する

通常は「一括印刷」で必要なものを全て印刷すればOKです。

「登記書類一括印刷」で印刷される「変更登記申請書」は法務局へ提出します。

「会社保管用定款」はダウンロードして保管しておくと良いでしょう。

法務局に書類を提出する

上で印刷した「変更登記申請書」に押印して、最寄りの法務局に提出します。

窓口で提出書類の確認をしてもらってから、3万円分の印紙を買って印紙のページに貼り付けて提出します。

私の場合は提出してから週末を挟んで5日目に法務局から「変更が完了しました」という電話が来ました。

登録完了後の手続き

法務局での登録が完了したら、再度法務局に行き、変更が記載されている各種証明書の交付を受けておきましょう。

私は目的の変更だったので、「履歴事項証明書交付申請書(登記簿謄本)」の交付をしてもらいます。

「登記完了後の手続き」ページから「履歴事項証明書交付申請書」をダウンロードして法務局に交付を申請しに行きます。

 

会社の設立は以下の記事をどうぞ。

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