不動産投資

家族と大家業(仕事)の時間を両立する一つの方法


「あなたは仕事と家族(または私)とどっちが大事なの?」なんていう言葉、世間ではよく聞かれるセリフですね。

大家業をやっている人たちも同じような問題を結構持っているようです。

不動産からの収入で家族との時間を増やすはずが・・・

サラリーマンが本業で、副業で不動産をやっている人などは特に、本業と副業に時間ほとんどの時間を取られてしまうため、家族との時間はますます少なくなってしまうと思います。

私が所属している大家の会の基本理念は「不動産で経済的な自由を確立し、家族との時間を大切にしたり、自分の好きなことに打ち込む」というようなものなのですが、「不動産に打ち込むあまり、家族との時間が少なくなってしまった」という話も聞きます。

家族との時間を増やすために始めた不動産投資が、逆に家族との時間を奪ってしまっていては本末転倒ですよね。

私も「一番大切なのは家族と過ごす時間」という点においては完全に同意なのですが、実際のところは子供の世話は妻に任せがちになってしまっていることがあり、反省することも多々あります。

家族と不動産ビジネスの時間を両立するには?

この問題を完全に解決するのは難しいと思いますが、部分的に解決することは可能ではないかと思います。

この、部分的解決案とは、ある時間を必ずしも「家族か不動産か」と取るのはなく、「家族を巻き込んだ楽しい不動産ビジネスの時間」にする方法です。

私の妻はよく、「こんな物件を買ってこんなことをして貸し出したらどう?」という話をしてきます。

それが実現可能かどうかはまた別の話なのですが、いろいろな話を二人でああでもないこうでもないと議論しているだけでも楽しいものです。

そして、実際に使えそうなアイディアも結構出てきたりします。

気になったネット上の記事や本についてお互い気楽に意見を聞き合ったりするのも良いです。

また、すぐ実現しそうにないアイディアでも、「将来そんなことができたらいいね」というアイディアを貯めていくことで、ふとした時にそれが実現しそうな物件や土地が出てきたりします。

例えば、今進めているの民泊の物件に関しても、元々は自宅の一部か自宅の横に離れを建てて民泊をしたいという夢があり、妻とは結構前から色々と話していたのですが、その物件を見つけたことで「あ、これ、当初のやりたかった形とは違うけど、この物件を一戸貸ししてやってみても面白いんじゃない?」ということで、その物件を使った民泊のアイディアとしてまた話が盛り上がります。

また、子供もまだ小さいですが一緒に物件を見に行くこともあります。

こうすることである程度、「家族もビジネスも」という両方取りができますし、こうやって家族みんなで過ごす時間は本当に楽しいです。

大切なのはパートナーに興味を持ってもらうこと

この方法の最大のポイントはパートナーが不動産に興味を持ってくれるかどうかです。

あなたのパートナーがどうしても不動産に興味を持てなかったら、私のこのやり方は難しいでしょう。

でも興味を持ってもらえるように試してみてはどうでしょうか?

私が参加している大家の会では、パートナーに理解をしてもらうことに苦心している人を見かけます。

ネットでよく見かける話としては、不動産投資をする時に、奥さんの理解が得られず内緒で借金して始めてしまう人もいるようです。

内緒でやっていても成功していればまだ良いのですが、失敗して借金が返せなくなってきたりすると今度はいつそのことを相手に伝えるかで気苦労が絶えなくなります。

そうやって相談できずにいる間に失敗の傷口が広がっていってしまったり。

なので、最低限、パートナーの理解を得てから始めたほうが良いでしょう

女性のほうがより投資というものに保守的なことが多いですし、そもそも脳の作りの違いがあるせいか、「借金してまで自宅でもない家を買うということが理解できない」という女性は結構います。

これは何も私が女性を差別しているとかいうわけではなく、実際に私の周りの友人家族でも聞いた話です。

大家の会のある人は、ビジネスを始めた初期の頃は奥さんから理解が得られなかったため、「この家を買ったらこれだけの収益が毎月入ってくるんだよ」と投資のメリットを説明したり、不動産を見に行く時に一緒に連れて行って帰りに美味しいランチを食べたりしながら不動産の話をしたりすることで徐々に奥さんを味方につけていったそうです。

仕事を二人で楽しむ

とにかく不動産投資に関しては、物件によっては何千万円という単位の借金をするわけですから、内緒でやり始めるのはお勧めしません。

理解を得られるようになればうまくいかなくなった時でも傷の浅いうちに相談することが簡単ですし、逆にうまくいっているときは一緒に喜ぶことができます。

そして何よりも、パートナーに不動産に興味を持ってもらえれば自分が考え付かなかったようなアイディアが出てきたりして、不動産投資を一緒に楽しむことができるようになります

こうなったら「家族との時間を取るの?それとも仕事(不動産)の仕事を取るの?」という二者択一ではなく、「どっちも取る」ということがある程度可能になってくるわけです。

もちろん、常に一緒に考えながらできる仕事ばかりではありませんし、子供と遊んでいるときに仕事をするのは難しいでしょう。

でも少なくとも一緒に考えたり行動することで、お互いの理解も深まりますし、何よりも楽しいと思います。

私は妻とカフェに行っていろいろな話をするのがとても好きなのですが、その中で不動産のビジネスの話も良くします。

そうやって過ごせる時間は本当に贅沢だと思います。

もちろん、ここで家庭の事情が異なるのでこのやり方が誰にとってもベストだとは言いませんが、一つの解決策なのではないかと思いますし、人生も仕事も楽しむ一つの方法であると思います。