私はオーストラリアで会社に勤めていましたが、日本に帰国するということで当然のことながら退職して帰ってきました。
会社どころか慣れ親しんだ家も生活も友達も全て捨ててきたわけですが(笑)
ちなみに、不動産投資を専業でやるつもりで帰ってきたので、日本で会社勤めをする予定はありません。
そんな感じで帰国してから4か月経ったわけですが、今回は現在までの体験を元に、会社を辞めてから不動産投資をするべきか、それとも辞める前に不動産投資を始めるべきかというこについて書いていきたいと思います。
会社を辞めてから不動産投資を始めるデメリット
私の場合は「帰国する=退職」だったので、「辞めてから不動産投資を始める」という選択肢しか無かったわけですが、これから不動産投資を始めようという人は以下のデメリットをよく考慮してから会社を辞めたほうが良いでしょう。
融資が通りにくい
サラリーマンで一定の収入があるということは融資を引くのに有利になりこそすれ、不利になることはありません。
ある程度貯金があり、毎月決まった収入があることが融資において有利になることは誰でも知ってますね。
既にある程度不動産から収入を得ている人で、会社を辞める決断をした人は「サラリーマン属性」を最大限に使うために、「退職する前にもう一つ二つ物件を探して融資を通してしまう」という人が結構いるようです。
私は無職で融資を引かざるを得ないので、この点で不利なことを重々承知で帰国してきました。
収入が無いストレス
私が現在一番ストレスに感じていることがこれです。
無職なので当然ですが、実際に不動産を買ってそこからの収入が入ってくるまでは1円も入ってきません。
逆に生活費はかかり毎日容赦なくお金が出て行くため、貯金は減る一方です。
つまり、「貯金が底を付く=死」の状態です。
この状態で平然としていられる人は中々いないと思います。
独身ならまだしも、私は妻と二人の子供がいますので、ものすごいプレッシャーです。
自分のことながら、よくこんなことを決断したなと思います。
ちなみに妻はなぜかこの状況にほとんど心配してないようです。
単にお金の勘定をしてないだけなのかもしれませんが(笑)
失敗してもリカバリーしやすい
ダメ物件を買ってしまって、赤字運営になったとしてもサラリーマンとしての収入があればいきなり生活苦になる可能性は少ないでしょうから、そこから物件を売却したりして挽回するまでの時間的な余裕があります。
定収入が無い場合、もし一棟目に失敗してしまって期待した収入が得られなかった場合、生活費、ローン返済、運営費が重くのしかかってくることになります。
挽回するためにじっくり考えている時間もないかもしれません。
想像しただけでも恐ろしいですね。
会社を辞めてから不動産投資を始めるメリット
「仕事を辞めてから不動産投資を始めるメリットなんてあるの?」と思うかもしれませんが、一つだけあるんです。
そのメリットとは、「時間がある」ことです。
誰かに命令されることは無く、毎日完全に自分の好きなように時間を使えますから、自由になる時間全てを不動産投資に使うことができます。
会社勤めをしながら不動産投資をするとなると、副業禁止の会社の場合はコソコソ隠れてやらないとならなくなりますし、副業禁止ではなかったとしても当然ながら就業時間中は会社の仕事を優先しなければなりません。
そうなると平日の昼間にしかやってない役所に行くのは難しくなってきますし、その他にも何かと行動に制限が付きます。
会社を辞めていれば役所に行くのも、不動産を見に行くのも、不動産屋や銀行に行くのもいつでもできます。
勉強だっていつでも好きな時にできます。
まさに「タイムリッチ」。
また、これは個々のセンスや運にもよりますが、不動産に集中できる分だけビジネスとして伸びるのが早い可能性が高くなるでしょう。
どちらがお勧め?
私が日本に帰国してからのこの4か月間を振り返ると、会社を辞める前から不動産を購入し始めて、不動産からの収入だけで生活が成り立つ程度になってから会社を辞めるほうが圧倒的に良いと思います。
既に書いた通り、現在私が一番ストレスに感じているのは収入が無いこと(貯金が減り続けること)です。
私はきちんと貯金をしてきた上で帰国して無職で不動産投資をするという計画を立てたので、このことは想定内でしたし、不動産からの収入が得られる前に貯金が尽きることはまずないと思います。
ただ、それでも貯金が減り続けていくのはどうしても気になってしまいます。
そして、不動産投資というのは収入が入るようになるまでにかなりの経費と時間がかかります。
私もこの4か月間、かなりの時間とお金を不動産投資の仕事に費やしていますが、まだ一軒も購入できていませんし、当然、収入もありません。
最近はよく、「これだけ働いているのに収入ゼロ」と自虐的ネタにしてます(笑)
もしこの期間、サラリーマンとして働いていたら少なくとも4か月分の給料は入ってきているわけです。
この差は大きいですね。
ただ、個人事業のほうは一度軌道に乗り出せば収入は一気に増えてくるはずです(そう願いたい(笑))から、今はそれを目指して頑張るのみです。
そうは言っても、悲壮感はありません。
こんなに時間を自由に使えるということは人生では中々ないことですし、自分でやりたいと思って始めたことなので、後悔が無いように楽しみながらやっています。
実際、今まで経験したことが無いほど色々な人と短期間に出会って、とても良い体験をしていると思います。
そういうわけで、これからも駆け出し大家としてみなさんの役に立つ情報を発信していきます!