【ビットクラブはねずみ講?】ビットクラブに関する様々な疑念について

前回、このブログで初めて書いた仮想通貨関係の記事(BitAir(BTCA)は詐欺コイン?草コインを買おうとしている人は気を付けて!)に結構アクセスがありました。

超マイナーコインについての記事だったのに、いかに今、仮想通貨がホットかということですね。

そういうわけで、仮想通貨系の話第二弾です。

今回はビットクラブについてです。

私の知人が入会してしまった

ビットクラブというのはマイニングネットワークの一つです。

ここではマイニングネットワークについては説明しませんので、興味のある人は自分で調べてみてください。

今回、ビットクラブについて書こうと思ったのは、私の知り合い(以降、「Aさん」と呼びます)が入会してしまったからです。

Aさんはお世辞にもコンピュータ関係に明るいとは言えない人で、私の予想では、セミナーに参加して勧められるがままに入会したという感じだと思います。

「入る前に私に一言私に相談してくれていたら」と思うと、とても残念です。

世の中にはたくさんの有意義なセミナーもありますが、人を騙してお金を集めるのが目的のものも数多くあります。

仮想通貨に関しては自分でネットで調べればいくらでも情報を得られますから、セミナーで「○○の専門家」とか「○○で儲けた人」の話など、わざわざ聞きに行く必要は無いというのが私の意見です。

無料のセミナーの場合、開催者はボランティアでやっているわけではないので、どこかで稼がないとなりません。

なので、普通はそういった無料セミナーの最後には何かを売りつけてくるか、「会員になってください」などと要求してきます。

ある程度の料金を払う有料セミナーの場合はそういうことは少ないと思いますが、上で書いた通り、仮想通貨に関しては大概のことは自分でネットで調べられるので行く価値のあるセミナーなどほとんどないでしょう。

もし自分で調べられないという人は、仮想通貨に関わらないほうが身のためです。

自分で調べない(或いは調べるスキルが無い)人ほどセミナーに行く傾向があります。

人の話を受動的に聞くのは、自分で積極的に調べるのと比べると簡単ですし、時間がかかりませんからね。

言い方は悪いですが、こういう人はお金を巻き上げようとしている人達にとっては「いいカモ」です。

自分で調べないので、ほとんど言うがままに信じてくれて、お金を出してくれます。

最近、Aさんの家に友人が訪ねて行った時にAさんからビットクラブを勧められたそうですが、その友人が色々と疑問点を聞くと、その度にセミナーを主催した人に電話をして聞いていたそうです。

Aさんは、このクラブを運営しているのがどのような会社なのか、どのような仕組みなのか、ということをほとんど分かっていないのにお金を出してしまったということです。

「儲かる」と言う人と「儲からない」と言う人の違い

さて、Aさんがビットクラブに入会したという話を聞いて私はビットクラブについてまず日本語で調べてみました。

そこで目にしたのは、「ビットクラブは儲かる」というものと、「ビットクラブは全然稼げない」という両極端の意見です。

私がざっと調べてみて分かったのは、「儲からない」と言っている人の多くは、実際にビットクラブの会員であるか、ビットクラブに興味をもって調べてみた人の意見です。

両者の意見をざっと見て分かったのは、否定派の意見は、「ビットコインの価格にもよるが、元を取るのに3年近くかかる」「最初から普通にビットコインを買っていたほうが全然儲かった」というもので、肯定派はその多く(ほぼ100%?)がビットクラブを他人に紹介して紹介料を得ようとしているものです。

ここまでの調査で推測できることは以下の通り。

  • 恐らく、ビットクラブにお金を出しても儲けは出ない
  • 「儲かる」と言っている人はビットクラブそのものでは儲けておらず、紹介料で儲けを出している

紹介料で稼いでいる人たちにとっては、紹介された人が損をしようが、紹介料が入ってきて自分が儲かれば関係ないということでしょう。(元本を取り戻すために紹介をしている?)

「儲けが出ない」と主張している人たちの計算の根拠などは一々ここには書きませんが、調べればすぐに出てきますので、詳しく知りたい人はググってみてください。

海外サイトの情報

次に英語で調べてみると、「ビットクラブは詐欺か?」といったサイトが山のように出てきました。

その中で、独自にかなり詳しく調べている人のページを見つけたので紹介しましょう。

[Investment Warning] Bitclub Network Review and Analysis – 99bitcoins.com

記事はかなり長いので、主な部分をざっと紹介します。

  • ドメイン名(bitclubnetwork.com)がWHOISディレクトリ上でプライベート登録になっている。(つまり名前や連絡先の情報が公開されていない)
  • ビットクラブのサイト上のどこにも、どのような団体がサイトを運営しているのかが記されていない。いくら調査しても誰が運営しているのかという情報を見つけることはできなかった
  • 合法的な会社なのか、また、実際に誰が運営しているのかをメールで問い合わせてみると、「もちろん合法的な会社です」「運営者についてはFAQページを参照してください」と返信が来たが、FAQページにはそのような情報は掲載されてない
  • 見つけたのは、「ビットクラブは特定の人物に所有されていません。私たちは専門家、企業家、ネットワークマーケッター、プログラマーの集まりです」という文言のみ
  • 一般的に、このような曖昧な言葉がAbout usのページなどに書かれていて、実存する人物が一人も書かれていない場合、そのサービスは信じないほうが良い
  • 「お客様からの声」の欄にかつて掲載されていた写真の男性は実は性犯罪者として2013年から投獄されている(現在はサイトから写真が削除されている)
  • 真っ当な会社であればサイトのどこかに利用規約やプライバシーポリシーに関する記述があるのが普通だが、そのような記載が一切無い。
  • ビットクラブは紹介者がいないと入会できないようになっているが、正当な運営がされていてコンスタントに利益を生み出しているのならば、なぜこのような紹介者システムが必要なのか
  • 初期費用を取り戻すのに600日はかかる(具体的な計算はサイトで説明されています)
  • ビットクラブを勧めている人はみんなどれだけこのシステムが儲かるかという空虚な言葉を述べるのみで、私は実際に利益が出たという証拠を見ることができたことは一度も無い
  • 紹介者たちが、紹介によって利益を得ようとしているという事を考えれば当然のことである
  • 「ビットコインの価格が暴騰すれば元を取れる」と言う人がいるが、普通にビットコインを買って保持していても価格が上がれば儲かるのでわざわざビットクラブを使う意味が無い
  • ビットクラブは仮想通貨での支払いしか受け付けていない。まともな会社であればクレジットカードも受け付けるはず。彼らが正体を公に晒したくないという意思があると考えればこのことも納得できる
  • SEC(U.S. Securities and exchange commission)のサイトに掲載されているPonzi Scheme(ねずみ講)のページSEC.gov | Ponzi Schemesを見ると、7つの特徴のうち4つが該当する
  • このようなサービスに私はお金を支払うことはしない。ビットクラブは遅かれ早かれ潰れるだろう

そして、コメント欄にはかなりの数の賛否両論のコメントが付いており、「私はビットクラブの会員だけど、きちんと支払いを受け取ってるよ」という人もいれば、「3日間の期限内にキャンセルを要求したのに結局ビットコインは戻ってこなかった」「近いうちに潰れるだろう」という人まで様々です。

さらに、上の99bitcoins.comのページを見てその筆者に連絡してきた人が、追加情報として以下の記事を書いています。

Criminals behind Bitclub-Network Investment Scam — Steemit

この筆者は上のページで、ビットクラブをねずみ講であると断定し、クラブを運営しているのは性犯罪やその他の多くの罪で有罪となったアメリカ人だと言っています。(サイトには写真も掲載されています)

そして、この筆者も99bitcoins.comの筆者と同じく、「ビットクラブにお金を払ってもまず儲からないだろう」と言っています。

簡単に信用してお金を預けてはならない

今のところビットクラブはまだ無くなっていないようですし、明確な証拠もないので、詐欺だとは言えないと思います。

でも、私だったら絶対に入りません

99bitcoins.comの筆者も記事中で言っていますが、このような怪しいところにお金を出すくらいならばそのお金を使って普通にビットコインを買ったほうが遥かにマシで安全です。

世の中には投資信託という投資方法がありますが、それは信託という文字通り、その会社を「信じて託す」ものです。

あなたはこれだけ様々な疑惑がある会社を信じてお金を託せますか?

もし普通に仮想通貨を自分で買った場合、買ったコインは自分のものになり、それらは全て自分のコントロール下に置くことができます。

値上がりしたらそれをすぐに売ることもできますし、そのまま何年か保持するのもあなたの自由です。

しかし、ビットクラブのような、規約もない会社に一度お金を「信託」してしまったら、それは「どうぞお好きにお使いください」と言っているようなものです。

あなたのお金はもうあなたの自由にはできず、今後何年間も相手の言いなりになるのです。

まず、詐欺だと想定して調査すること

私は何か新しいものや、怪しげだと思うものに関して調べる時は「○○ 詐欺」というキーワードで検索します。

もし調査対象が何か新しいサービスやテクノロジーで、日本語での情報が不足していると感じたら英語で”○○ scam”と検索します。

そして、「このサービスは詐欺だ」とか「疑わしい箇所がある」と言っている人がいた場合は、その根拠が正しいのか自分なりに調べます。

つまり、最初から詐欺だと疑って調査をしてみるという事です。

最初から調査もせず、大して疑いもせず、人から言われた「おいしい話」ばかりを聞いてそれに従っていたらお金がいくらあっても足りません

私の知人の話に進展があったらまた記事を書こうと思います。

ビットクラブが詐欺でなければそれに越したことはありませんが、最悪でも何年か後に元本だけでも取り戻してほしいと思っています。

補足:

Googleで検索すると一番上に出てくるビットクラブのサイト(http://bitclub.network)は表示されるのですが、https://bitclubnetwork.com(今まで使われていたもの?)のほうは今の時点では壊れています。

ドメイン名を変更したのかもしれませんが、何の情報もないのでよく分かりません。

上で紹介した99bitcoins.comの記事は壊れているほうのドメイン名とサイトを元に書かれているようです。

ちなみに、新しいサイト(http://bitclub.network)は古いほうと比べるとさらに情報が少なくなっていて、About usページ、Mining Poolページ(ビットクラブが所有していると思わせるマイニングマシンの写真が何枚か置かれている)、コンタクトフォームが無くなっています。

新しいサイトではYoutubeビデオと、ごく簡単なビットクラブとマイニングの説明、お客さんの喜びの声(笑)、ビットコインに投資している(ビットクラブの顧客ではない)有名人の写真、ビットコインを扱っている企業のロゴ、そして、具体的な意味を持たない空虚な宣伝文句が載っているだけです。

「ビットクラブ自身の宣伝よりもビットコインの宣伝のほうが多いのではないか?」という印象を受ける不思議なサイトです。

入会にはいくら必要なのか、どれだけの報酬が見込めるのか、期間はどのくらいなのかなど、ビットクラブでの投資に関するあらゆる情報が抜けています。

もしかしたら、紹介者が全て説明するからサイトで宣伝する必要は無いという事なのかもしれませんが、新しいサイトを見る限り、「会社、或いはビジネスの実態を知られたくない」「連絡を取られたくない」という姿勢がかなり感じられます。

仮想通貨のねずみ講で有名なのはBitConnectです。

以下の記事でBitConnectの事件を通して、ねずみ講を見分ける手段をお教えしましょう。

BitConnectが政府の勧告により取引停止に。詐欺を見分ける方法は?ねずみ講ではないかと疑われていたBitConnectがアメリカのテキサス州とノースカロライナ州政府から「トークン販売に関する登録...

>>BitConnectが政府の勧告により取引停止に。詐欺を見分ける方法は?

ABOUT ME
かわずん
かわずん
アンチ・ブラック企業ブロガー